屍美女の大群 136
「じゃあ留美さん、お願いします。」
母の家事の駄目振りと留美の心情を察した駿は快く了承する。
「じゃあ、直ぐに作りますね。駿君は何か好きで嫌いな物はありませんか?」
「は、はい。大丈夫です」
台所の危機を脱したことと思わぬ人物の行動に、駿はそう返事するのが精一杯だった。
「それじゃお台所、お借りしますね」
留美はそう言うと自分たちの食事を作るべく、台所へと姿を消した。
そしてまもなく聞こえてきた『トントン』という包丁で食材を切るおなじみの音。
さて、こうなると我慢できなくなってくるのが駿の性欲だ。
駿は留美に聞かれないように注意しながら智恵美に甘え始める。
「あっ・・・やンっ。だ、ダメよ駿ちゃん。
台所には留美ちゃんがいるのよ・・・?」
「ママが声を出さなきゃ大丈夫だって。
それにママだっておなかすいたでしょ?」
その言葉に智恵美はぐっと言葉に詰まる。
実はあの後、時間は一刻を争うということで屍美女たちは夕べから『ごはん』を食べていないのである。
まして智恵美はまだ人間の名残を捨てきれないでいる。
赤の他人の前で食事をねだることもできず、ツラい思いをしているのは想像に難くないだろう。
「で、でも・・・」
「大丈夫だって。1回だけならすぐに済むよ。
ママの膣内、すっごい気持ちいいし」
「しゅ、駿ちゃ・・・キャンっ?」
智恵美がさすがに注意しようとすると、不意をついた駿が智恵美に覆いかぶさった。
駿がいかに非力であろうと、屍美女である智恵美には払い除ける力は無い。
既に駿の虜となっている躯が、振り払う事を許さないのだ。
むしろ、駿の匂いを間近で感じた智恵美の秘部は洪水を起こし、胸は吸われたいと言わんばかりに張りを感じてくる。
勿論、駿も智恵美の変化に気付いている。
欲情した屍美女特有の甘い香りが駿の鼻孔をくすぐり、それが駿の股間を熱くし、欲望の固まりが勃起し始める。
理性は強固でも意思の弱い智恵美の陥落も時間の問題かと思えたが…