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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 135

残るのは…駿と真堂姉妹の妹の留美で、それに護衛役を務める智恵美である。
その留美に、佳代は地下に潜る前にこう言った。
「別に、駿坊がお主の身体を求めたりしても、お主が受けたくなければ断ってよいぞ…じゃが、我々にとって駿坊と交合う事は必要不可欠な事じゃ…くれぐれも邪魔だけせんでくれ…」
佳代の言葉に留美は少し赤くなって頷くが、駿はかなり不満そうな顔をする。
まるで、駿が浮気でもするような言い方だったからだ。
家族全員相手している時点で、浮気も何もあったものではないのだが…

ともあれ、そんな言い方でかなり不機嫌な駿は、みんな出掛けて早速我が侭に走る。
まずは、留美などいないように、智恵美にべったりと抱きついて離れなくなった。
智恵美の膝の上で、巨大な乳塊に埋もれながら智恵美に『エッチしたい』と駄々をこねる。
「駿ちゃん、留美ちゃんが居るんだから我慢しなくちゃ…」
困ったような表情で駿に言う智恵美…彼女の身体は駿を求め、先程から淫汁が溢れる量が増えているが、留美から目が離せない以上、そう易々と駿とセックスする訳にいかない。

駿はそれが解ってるのか解ってないのか…自分の感情だけで駄々をこねるのを、智恵美は何とか宥めようとする。
留美はと言うと…赤くなりながらも、母子のやり取りをチラチラと見ていた。
「ねえ…駿ちゃん、お腹空かない?…ご飯、ご飯にしましょ!」
智恵美は無理矢理話題を変えて、駿の興味を他所に移そうとすると、そこで留美が勢い良く立ち上がる。
元来、気が強くなく内気な方の彼女にしては思い切った行動であった。
それだけ、この場の空気に耐えられ無かったと言う事なのだが…

「わたしっ!…わたしが作りますっ!!…」
意外な言葉に、駿は智恵美の胸元から顔を上げ、智恵美は渡りに船とばかりにホッとした表情となる。
「わたしっ!、お料理得意なんですっ!!…だから…だから、わたしに作らせて貰えますかっ!!」
「えっ…ええ…分かったわ…駿ちゃん、それでいい?」
彼女の提案に助かった、智恵美は駿に確認を求めるが…その表情は懇願めいていた。
勿論、智恵美以外の誰かが護衛なら躊躇したであろう駿も、智恵美を見ながら流石に考える。

この母を台所に立たせるのは何よりも危険だと数日前に思い知らされた事があった。
佳代や響香が必死で止めていたのに、智恵美と二人きりの時にお腹を空かせた駿の為に智恵美が台所に入ったのだ。
結果…台所は一瞬にして地獄絵図と化し、想像以上の惨状に駿も言葉を失ってしまった。
その後、台所の復旧には丸一日かかり…智恵美はこってりと佳代に絞られる事になった。
勿論、駿もそれ以来…智恵美を台所に立たす暴挙はやるまいと心に誓っていた。

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