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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 132


「口はいーんだよ。態度で示しな」
「「は、はい・・・」」

綾子の言葉に2人はゆっくりと衣服にその手をかける。
屍美女に幾度となく追われ、漂流生活までした彼女たちのボロボロの衣服がゆっくりと捨て去られていく。
無難な上着から靴下と、まずは無難なところから脱いでいく。
時間をかけているあたり、駿たちの温情を期待しているのか、それとも裸になることへの抵抗か。
その光景は貞淑な大和撫子がストリップをしているような、そんな錯覚を駿に与えた。
そしてあと1枚で下着をさらしてしまうところになって2人の手が止まる。
やはり自分たちを食う屍美女と見ず知らずの男の前で裸になるのは抵抗があるのか。

「・・・おい、どうした?さっさと脱げ。
 それとも自分たちや仲間がどうなってもいいのか?」
「「ッ!?」」

綾子の脅しに2人が大きく動揺する。
正直に言えば、彼女らはこんな恥ずかしいことなんてやりたくない。
自分たちにやるだけやらせて、約束を反故にすることだってありうる。
しかし彼女らに生き残る手段がない以上、従うほかない。
彼女らは羞恥と屈辱に顔を赤くし、涙を流しながらスカートやシャツに手をかけた。
そして彼女たちの白とピンクの下着があらわになる。
だが誰も止めようとするものはいない。
唯一駿だけは彼女らのつらそうな様子に中止を訴えたいが、家族の無言のプレッシャーに言い出すことができない。
そんな中、姉妹はいよいよブラジャーに手をかけた。
2人とも下着を外そうとするが、手が震えてうまく外せない。
しかし佳代たちの協力を得ようと、震える手で何とかホックを外した。
押さえるものを失った胸から赤みを帯びたピンク色の突起が見えたとき、駿は思わず叫んでいた。

「も、もういいよっ!2人の気持ちはよくわかったからっ!」
「駿ッ!?」

突然の駿の妨害に驚く面々。
駿は家族に返事をすることなく、脱ぎ捨てられた衣服を姉妹に渡す。

「な・・・何してんの、駿兄っ!?」
「お兄ちゃん、そんな人たちに優しくする必要なんてないよっ!」
「・・・ちょっと黙っとれ、おまえらっ!」
「「「ッ!?」」」

突然の行動に声を荒げる面々に、突然の佳代の一喝。
屍美女たちは、群れのリーダーの一喝に驚き、その口を閉じざるを得なかった。
佳代は怯える姉妹と不安げな駿の下に歩み寄ると優しく声をかけた。

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