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屍美女の大群
官能リレー小説 - ファンタジー系

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屍美女の大群 11

しかし何度イッても渇きはまるで治まらない。
それどころか加速度的に飢えが増していくような感じさえする。
彼女はあまりの渇きに、自分を捕まえた駿たちのところへ戻るか何度も何度も考えた。
しかしまた自慰もできなくなるよりはとここにいることを選択した。
だがそれは所詮、苦肉の策。どれほど自分を慰めても飢えは治まらない。
それどころかどんどん自分を捕まえた男への飢えが募る。
屍美女はあまりの辛さに自慰をやめると、ふらふらとどこかへ歩いていった。
自分を捕まえた、駿以外の男を探して搾り取るために・・・。


そして、駿達は…

結局、あの後…響香と明日香とセックスに雪崩れ込んでしまった。
何だかんだ言って、駿はこの二人が好きだし、見た目はともかく健康的な男の子である駿はセックスが嫌いな訳は無い。
駿より背も高く、少し年上っぽくなった明日香だが、可愛らしく甘えん坊な所は一緒…結局可愛くて抱いてしまう。
駿の憧れで、一時は欲望の対象として見たり、恋焦がれた事もある愛する姉に至っては言うまでも無い。
痴女化した姉と姪だが、少なくとも『家族』を取り戻せた事に安堵していた。

「…所でさ…お母さんって、どんな人なの?」
姉の膝の上で、姉の乳肉にむしゃぶりつきながら駿が問う。
明日香は、駿のペ○スにしゃぶりつきながら、響香の秘部をいじっていた。
「んっ?…ママの事?…そうね、ドジでおっちょこちょいで泣き虫で、超ネガティブ…家事が全く駄目で、やれば必ず惨事が起きたわ…言うなれば、全く無能ね」
そこまで言わなくても的な酷い言葉が姉から出てくるのに駿は驚く。
彼の知る主婦…つまり響香は水準以上の家事能力を持っている。

家は何時も綺麗だったし、衣類を汚しても本当に綺麗になって返ってくる。
料理は上手く、手作り弁当を持っていけば、みんなに羨ましがられる程だった。
彼にとって理想の母こそ響香であり…そのお母さんが、下手な筈は無いと思っていたのだが…
「…本当に、何もできないの?」
「ええ、壊滅的なまでに…家事はパパとお姉ちゃんで分担していたし…ママがしようとしたら必死で止めた事もあったわ」
思い出す姉の顔が真剣なので、全く想像できない駿だったが、唾を飲み込んで姉を見る。

「そんなママだけど…パパもお姉ちゃんも大好きだったわ…だから、どんな形でもママと再会できるのは嬉しいわ…」
姉の目に少し光るもの…駿や明日香には記憶がないが、家族はとても幸せだったのだろう。
駿は自分の為にも、そして姉の為にも頑張って母の理性を取り戻そうと改めて誓ったのだ。


姉に母を抱くと伝え、母がくるまれたムシロを持って来て貰う。
母、智恵美は44歳…駿が5歳、明日香が生まれてすぐぐらいに亡くなっている。
彼の記憶には、母の姿は無いから初対面のようなものである。

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