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魔剣使い
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔剣使い 16

娘の顔は上気し、唾液と涙でぐしょぐしょだ。
時折逃げようとして手で床面を引っ掻くが、力が入っていない。
快感におびえてでもいるかのようなのぼせた表情に、魔剣のせいばかりでもなく征服欲がかきたてられる。

「ひっ、ヒッ…人差し指に、宿りし、っ、火、せいっ…ふぁああん!」
「っあ、くそっ魔法使おうとしやがった…!」
娘の人差し指の爪の先に、ポウ、と光の点がともるのを見て、彼は慌てた。
指先がこちらに向くのを恐れて、娘の手首を掴み、頭の横に固定する。
「あんっ……あッあッ」
覆いかぶさって、ピストンの速度を上げる。
唇をふさごうとしたが、娘は必死で顔を背けた。

火精の宿るという指と呪文、どちらを優先してふさぐべきかわからず、彼は少しの間迷った。
呪文を最後まで唱えなければ魔法の威力は生まれない。
だが威力はなくとも、火精を呼び出した指で引っ掻くだけで、熱いものは熱いのだ。

「…二十なる、線軸を成せ。あっ、ふぅ…線軸よ、八と七つのぉっ…軸回転をせよ!」
迷っている間に、娘は呪文を続けていた。指先の光点が、一本の直線を描いている。
だが、やけに光が薄い気がした。薄闇の中でもぼんやりとしか視認できない。

彼は足首をつかむと、娘の体が折れ曲がるほど前に倒した。
浮いた腰に、そのまま真上から突き立てる。

「と、らよ!虎ぁッ…、よ!…ぉ、あっ、ああぁあぁぁッ!」
さすがというべきか、彼女は言い切った。
発動の言葉を言い切ったとたん、悲鳴とともにのけぞり、体をびくんびくんと痙攣させる。

その一瞬、奇妙なものが見えた。
娘の全身から、薄い靄のようなものがいきなりあふれ出したのだ。
しかし瞬きの間に靄は消え失せた。
突き上げに必死で、頭の血管が切れそうだったから、幻覚が見えているのだと彼は思った。

膣壁が絞り込むように蠢動する。
「うあぁっ…くっ」
たまらず、彼は膣内に精を放った。
久々のためか魔剣のおかげか、射精は長々と続いた。しかも、放ちながらも萎える気配がない。
射精の脱力感も同時に感じつつ、彼は欲望のまま抜き挿しを続けた。
「ひ…ああっ、あっ…あっ、はあ…」
グチョ、グチョ、と淫猥な水音が響く。
思い切り達したと見えて、娘はぽっかりと目を見開いたまま力なく揺られ続けていた。

『善哉。善哉。よい魂であった』
魔剣が満足げに彼の頭の中でそういった。
『ふむ。この娘、まだ余裕があるようだぞ。この分ならば、あと五度も繰り返せば、この娘一人で十分やもしれぬ』
「まっ、マジでか?」
彼は息を切らせながら聞き返した。
苛烈で知られる戦闘集団の、それも地位の高そうな女戦士に、こんなことできればしたくない。後が怖すぎる。

大量の精液が、収まりきらずに漏れ出ていた。
「いやあっ…何でっ…?虎っ、よっ…!」

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