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魔剣使い
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔剣使い 15

処女ではないようだ。だが、使い込まれてもいない。
こなれていない膣壁が、きゅうきゅうと押し潰さんばかりに彼/魔剣の肉棒を締め付けてくる。
彼は眉間に皺を寄せながら、何とか奥へと捻り込んだ。
ハッ、ハッ、と二人分の息づかいが天幕内に繰り返される。
しばらくは拷問のようなものだった。
どうにかほぐそうと、彼は腰を打ち付けながら娘の陰核をさぐった。
「あっくっ…」
まだ包皮に埋もれていた肉の粒が、指で転がすうちにぷっくりと勃ち上がる。
娘はかたく目を閉じたまま、逃げるように身を捩った。
しだいに愛液が滲み出し、滑りがよくなってくる。
それにともなって、膣壁の感触が良い具合になってきた。
突き入れるたびうねりながら奥へと絞り込み、引くたびにぴったりと吸い付いてくる。
「うくっ…うぁんっ…」
声に甘いあえぎが混じる。
見れば、白い肌には血の色が上ってきていた。
腰を引くと、求めるように娘の腰も揺れる。
彼は腰の動きを早めた。肉の打ち合う音と水音が激しく入り混じる。
「ひぁっ、んっんっンッ……あんっ、ああんっ!」

意識のない、くぐもったあえぎが、急に鮮明になった。
彼は顔を上げた。

そのタイミングで、娘の切れ長の瞼が、ふいにぱっちりと大きく見開かれた。

くっきりと深いアイラインが際だつ、ぐりぐりと大きなひとみの、猫科の目だ。
そう思って見ると、たいらな額やふっくらとした唇、つんととがった小さな鼻も、すました猫によく似ていた。
目が合う。
「………」
おびえた目が彼にとまった。そのまま、視線が下へ下がっていく。
彼は思わず動きをとめ、固唾をのんで娘の反応を見守った。

「やっ、何っ?…きゃああぁぁっ!」
まあ、こんなものだろうな、と彼は思った。
娘はつながったまま、じたばたと暴れ出した。
「わっ、暴れるな!」
彼は慌てて娘の腰を掴み寄せ、ズン、と奥へ突き立てた。
「イっ…ああっ!」
高く啼きながら、娘は暴れるのを止めた。
ぐりゅ、と内壁が彼の肉棒にからみつき巻き込もうとする。
同時に、愛液にしてはさらさらとした水が結合部から噴き出した。
軽くイったようだ。焦点の定まらない目で、小刻みに身を震わせている。
「っくう……潮ふいたぞ。イったか?」
「ちっ、違っ…やぁんっ!」
彼は魔剣に首尾を尋ねたつもりだったのだが、娘は自分が揶揄されていると勘違いしたのか、顔を真っ赤にしてかぶりを振った。
『まだ足りぬ。これでは、魂の力を溢れさせるにはほど遠い』
魔剣は無情に、彼の脳裏でそういった。
「ああそうかよ…っと!」
「…いやあッ!」
半ばやけになりつつ彼は抜き挿しを再開した。
「あんっあっ…あふっ」

おもしろいくらいに娘は感じていた。
これも魔剣のおかげだろう。サイズと形は並以上でも、硬さと早さに難ありで、女に物足りない表情ばかりさせてきた彼には新鮮な体験だった。

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