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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 96

やがて身体に感覚が戻り始め、暗黒の世界に光が差し込み始める。
どうやら意識が戻りつつあるようだ。

(さて・・・とりあえず、目が覚めたら1発ブン殴っておくか。
 助けるためとは言え、乙女の身体を傷物・なぶりものにしてくれたんじゃからなぁ・・・♪)

そう笑う彼女はどこまでも無邪気で。まるでいたずらを思いついた子供のようだった。
そして彼女は目覚める。生涯のつがいとなるであろう、オレと人生を共にするために。

――――

「・・・・・・」
「おっ?目が覚めたか?」

ロカが目を覚まして最初に感じたのは安堵感だった。
彼女はサークみたいにいきなり噛み付くような相手でないと確信していたがゆえの反応だった。
今、彼女の子宮にはすごい回復力を持つ黄金の精液をたっぷりと注ぎ込まれている。
ちょいと注ぎ込みすぎて、腹がポッコリと膨れているくらいだ。
ロカはオレを見、自分を見て状況を確認。
そして再びオレを見てにっこり微笑むと。

グシャッ・・・!!

彼女の鉄建がオレの顔面にめり込んだ。
突然の暴挙に、おもしろい角度でパンチを受けたオレは培養液の中をクルクル回転しながら吹き飛んだ。
培養液で抵抗が増していなければ、たぶんまた封育樹を破壊していただろうな、これは。
オレは突然のパンチに驚き、痛みにもがいていると。

「とりあえず治療してくれたことは感謝する。
 が、それはそれ、これはこれ。意識のないうちに乙女の処女を奪ったんじゃ。
 これくらい勘弁しろ」

・・・気持ちはわからなくないが、非常事態だったんだから仕方ないじゃないか。
オレはロカのあまりに理不尽な言い分に、痛みにもだえつつそんなことを考えるのであった。
しかしロカの唯我独尊ぶりはまだ止まらない。

「ほれ、いつまで悶えておる。拙者の知らないところで処女を奪ったんじゃ。
 せめてお詫びにムードを出して抱いてやるくらいの甲斐性を見せんか」

・・・ブン殴っておいてその言い分はあんまりではないですか。
そう思ったのはきっとオレだけではないと思う。
だからオレは彼女をお望みどおり抱いてやることにした。
殺気立つサークの存在など頭からきれいさっぱり消去し、ロカを引き寄せて情熱的なキスをする。

「んっ、おっ!?ちゅぷ・・・ちゅぱっ」

突然のキスに少々驚いたようだが、悪くはなかったらしく、すぐにオレの舌を受け入れる。
しかしこれはほんの序の口。
オレはディープキスをした状態でロカを強く抱きしめ、口の中で絡み合う舌のように、何度も身体をこすり付ける。
感覚だけでなく、心と身体も1つにしようとするかのごとく。

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