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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 94

内外から精神に重圧を受けるサルスベリの心は、潰れる寸前だった。
そこに、狭霧からさらに圧迫を加える一言が。
妙に冷え冷えとした声で、放たれた。
「わかっているだろうが、ラグがこれ以上変な目に遭うようなら、お前の命で責任を取らせるぞ。」
「う・・わかっている。サークが暴走しないように匙加減が出来てさえいれば、このまま2人とも治せる。」
今度はラムレーネが追い打ちをかける。
「誓って嘘ではないよね?!」
「こんな状況で嘘など、言えないよ・・」
ほとんど泣きそうな声で、サルスベリはなんとかそれだけを言った。
しかし危険なマッドサイエンティストの言うことを、はいそうですかと聞くほど彼女らは愚かでもなかった。

「・・・どうする?」
「少なくとも厳重に拘束した上でこの状態を維持すべきだと思う」
「でもロープとか持ってきてませんよ?それに呪文とか使われたら・・・」
「はいはーい!それならアンジェラちゃんにおまかせっ!
 いいアイデアがありまーすっ!」

向こうも獅子身中の虫退治に追われている中。
オレはこれからのことを考えていた。
何しろ、サークが意識を取り戻すくらいに回復したのだ。
今までは治療が思うように進まなかったのでやりたい放題だったが、ここからは違う。
下手をしたら怒り狂ったサークに殺されかねない。いろんな意味で。

「・・・・・・。よしっ」

オレはしばらく考えた結果、サークは後にすることにした。
蛇がいるとわかって藪を突く必要はどこにもない。
ロカなら命の恩人をいきなり殺すようなマネはしないだろうし。・・・たぶん。
オレは自分を必死に言い聞かせながらロカの治療に移った。
サークの目覚めでちょっと興が削がれたものの、オレの剛直は相変わらず健在だ。
金色の精液を出しっぱなしにできる、封育樹の培養液の効果なのかもしれない。
とは言え、やはりヤる以上はムードは出したい。
オレはロカの唇や耳たぶ、首筋、胸と上から徐々に下へと下っていく。
もちろんサークのヤツに見せつけるようにだ。
汚らわしいものを見るような視線がオレに突き刺さる。
少々うっとおしいが、無視。
オレとロカの行為を見せつけて、少しでも欲情させてやるのだ。
つーか、その殺意と本能を何とかせんことには危なくて仕方がない。
そしてオレの指が秘裂までたどり着くと、今度はロカの縦筋をぱっくりと開き、彼女の奥を見せつける。
すでに何回も注がれた彼女の膣から、金色の液体がコポリとあふれる。
だがサークは嫌悪感をさらにあらわにしただけ。
自分の中にもたっぷりと同じものを注がれているというのに。
何だか嫌悪感だけを見せるサークに仕返し(嫌がらせ)の1つでもしたくなってきた。
やったらもっと怒るかもしれないが・・・さてどうしたものだろう?

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