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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 88


「それは相手が格下であったときだ。
 魔物たちがオマエに従うのはより強い子供を残そうとする本能によるものだからな。
 レベルがオマエより同等、もしくは上の場合は相手の意思によるところが大きい。
 キュリエルはまさにその典型的な例だろう?」
「なるほど・・・って。テスはどーなんだよ?
 アイツ、キュリエルと同等なのに、オレのことを兄貴呼ばわりするほど入れ込んでるぜ?」

何しろオレと会う前は『死にたがり』なんて呼ばれてた女だ。
そう簡単にオレに心変わりするなんて思えないが・・・?

「テスは人工的に作られた種族だからな。
 たぶんそれが関係しているんじゃないのか?」

おいおい、そんないいかげんなことでいいのか、マッドさん?
オレは自分がキレていたとき、テスの身体をいじくったことなど記憶にないオレはそう思わずにはいられなかった。
・・・ん?じゃなんでサルスベリはオレに従わないんだ?
妹のサルモネラはすっかりオレにほれ込んでいるのに。
しかしそんな疑問を口にするより早く、サルスベリが治療の開始を求めてきた。

「ムダ話もいいが、そろそろ治療を始めたほうがいいぞ?
 こうしている今も、2人の身体は少しずつ回復していってるはずだ。
 意識くらいならすぐに取り戻すかもしれんぞ?」

うッ!?そ、それはマズいッ!!
急にタイムリミットを突きつけられたオレは、文句を言うのをやめ、あわてて2人の相手をすることにした。
というか、ロカの石化が止まっている。流石は封育樹だ。
オレはゆっくりとロカを抱きしめて、首筋にキスしながら気を送り込む。
じっくりと、優しく。
 
(くっ・・・・実験したい、禁忌の魔王をもっと調べたい・・・だが・・・この体の奥底から湧いてくる感覚は何?うう・・ラグ様・・・ラグ「様」??・・私にも、黄金の精液が効いてきたということなのか・・・・・)
封育樹の中の3人を見ながら、サルスベリの心の中では心の底から湧きあがる衝動とマッドサイエンティストの本性とが闘っていた。
「へええ〜・・・そんな無茶な事するんだ・・。」
サルスベリが背後からの声に振り向くと、いきなり黒い塊がサルスベリの額に押し付けられ、その後ろにはラムレーネがいた。
「貴様、痺れたのではなかったのか!」
「あら、私にはあの程度の毒は大したものじゃないの。これ以上ラグ様に変なことすると、頭に穴あけてあげるわ。私とオリオールちゃんとでね!」
憤怒の形相でラムレーネがサルスベリをにらみつけている。
「ぐぐ・・・ツクモガミか!オリオールめ、魔力銃に・・・」

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