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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 70

「おい、もっと丁寧にやれ。」
サルスベリが割り込んできた。
「何でだよ。」
「腹を十字に斬られたときに胃に裂け目ができた。胃液で内臓の一部が溶けだしているんだぞ!胃の裂け目は縫合しておいたが荒れた臓器はすぐには治らんし、肝臓や腸にも裂け目が生じていた。そこも塞いではおいたが胃液のせいで消化されかけて壊れてるんだ!」
「う・・・」

さすがに治療するつもりで殺してしまうのは後味が悪い。
それにさんざん命を狙われた借りを、この1回で全部返すなんてマネはしたくない。
仕方ないので乱暴に扱うことはやめ、気を擦り込むような丁寧な手つきに切り替える。

「・・・・・・・」

こちらは本能の全てを回復に当てているせいか、ときおりピクピク反応するだけで喘ぎ声はまるでない。
しかし完全なマグロであるにも関わらず、その抱き心地は結構いい。
バーサーカーという完全な戦闘種族であるためか、その身体は鍛えられ、ムダな肉は全てカットされている。
かと言って胸や尻がないわけではない。
出るとこは出て、引っ込むところは引っ込むという理想的なスタイルをしているのだ。
そしてこれまでの人生の中で傷ついたであろう、いくつもの傷が彼女をさらに美しく際立たせている。
殺し合う間柄でなければ。
オレは気を練りこみながら、思わずそんなことを考えてしまった。
一通り前戯を済ませたオレは、本格的な治療をするべく剛直の先端をサークの秘裂に合わせる。

「あまり乱暴に扱うなよ?棺桶に片足突っ込んでいる状態なんだからな」

・・・サルスベリの注意がオレの気分を盛大に削いでいく。
快楽や子作り目的ではない治療行為とは言え、コイツはツラい。
みんなー、早く封育樹を見つけていてくれー。
オレは心の中で涙しつつそう叫ぶと、ゆっくり肉棒をサークの中に突き入れ始めた。

キュウッ!

「うおっ!?」
「どうした?」

予想外の締め付けに、思わずうなるオレ。
それに驚いたサルスベリが反応する。

「い、いや、半死人だってのに締め付けてきたからちょっとビックリして・・・」
「相手は本能の強いバーサーカーだからな。
 死にかけることで子孫を残そうとする本能が強く働いているのかもしれん」

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