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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 64


捕まった捕虜たちは巨大張り型や細長い針、怪しい薬の数々を用意したアスタナビュート監修の下、ミミによって徹底的な拷問を受けた。
あのおとなしい性格のミミの変貌振りに、さすがのアスタナビュートでさえ声をかけるほど気を使っていた。

「クンクン・・・見つけたッ!!みんな手伝って!!
 ここに反対派が埋まってるよっ!」
「くくくっ、探知能力に秀でたわらわたちから逃れられると思うなよ・・・?
 引きずり出して必ず情報を吐かせて見せるわ・・・!!」

探知能力持つフォリオを白亜は、サークとテス、ナナリの戦場跡で生存者の救出を行っていた。
この後、彼女らは恐ろしい気迫に満ちた彼女らから逃げ隠れる反対派を捕える目として活動することとなる。
あのサークに鍛えられた反対派兵士が逃げ惑うくらいなのだから、その時の彼女らの恐ろしさがよくわかることだろう。
そしてもっとも彼女らを恐ろしいと思わせたのは、オルゾス率いる実行部隊の猛襲であった。

バーンッ!

『!!』

突然開かれた扉から出てきたのは、狭霧率いる実行部隊の面々。

「見つけぞっ、反対派の残党どもっ!おとなしくお縄をちょうだいしろっ!」
「な・・・ナメるな、禁忌の者にシッポを振る淫売どもがッ!?
 我ら魔物の誇り、その身にとくと刻み込んでくれるわーーッ!!」

そこかしこで行われる大激戦。
しかしトップを失った反対派にもはや力はなく。
精鋭ぞろいの兵士たちはことごとく数の論理に破れて飲み込まれ、捕縛されていった。

「ぐ、ぐうぅ・・・ッ!き、貴様ら裏切り者どもに敗れ去るとは・・・ッ!!」
「すまんな。我々も譲れないものがあるんでな」

こちらはナナリ率いる忍者部隊。
すでに戦闘に勝利した彼女らは、反対派の部隊指揮官を捕縛したところであった。

「か、かくなる上は、辱めを受ける前に自決するまでッ・・・!?」

ゴカッ!!

部隊長がそう言った、そのときだ。
ナナリの放った蹴りが部隊長のこめかみにヒットし、吹っ飛ばされた。
舌を噛み切ることすら許されず吹っ飛ばされた部隊長は、あっという間に気絶した。

「自決などはさせんよ。少なくとも封育樹を見つけるまでは・・・な」

ナナリは近くの部下に自決対策を施した上で、優先的に拷問にかけろと言い残すと、新しい反対派の残党を求めてその場を後にした。
このようにそこかしこで反対派の残党たちは、捕縛されていった。

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