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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 44

「gdさjhhsbj!!!」
オレにも何と言っているのか分からない言葉で呪文を唱え、5つ同時に火の玉を飛ばしてきた!!
火弾は見る間に膨れ上がり、オレ目掛けて飛んでくる。
「おのれこのアマ!!」
オレは火弾の1つを剣で叩き切り、残る4つを回避する。
バゴンバゴンバゴンボゴン!
「ぎゃっ!!」
オレの後で火弾が炸裂し、爆風がオレの背中を押す。
オルゾスの悲鳴が聞こえた。どうやら被弾したらしい。
同時にもう一閃、サークの剣斧が斜めにオレを狙ってくる。
「だったらこれでも!かぁっ!!」
オレは口から、エネルギー弾を零距離で放つ。
ガギン!
ガゴン!
2つの音が生じる。一つはオレの剣がサークの剣斧を防ぐ音。もうひとつはエネルギー弾がサークの腹に炸裂する音。
「ごるる・・・・!」
どうやら強いダメージを腹に与えたらしい。だが、今度は割れたはずの頭部がほぼ塞がっていた。
なんというダメージコントロール能力だ。オレは内心舌を巻いた。
サークの剣斧を受け止めたままのオレに、叫ぶ者があった。
「どこか1点を集中的に狙うんだ! 斬奸刀壱の太刀!!」
叫び声とともに、白と赤で彩られた者がオレの左横から斬りかかった。
狭霧だ。サークの腹めがけて斜めに斬りつけている。
ブシュッ!!
エネルギー弾を命中させた箇所が斜めに切り裂かれ、血と体液を噴出する。
サークが飛びのいて、オレと一旦距離を取る。同時に、右手を真っ直ぐ前に伸ばし、手のひらを平らにして指をそろえて伸ばし、狭霧に向ける。
!!
サークの右手から、何か見えないものが打ち出された!
「ちぇすとー!」
狭霧が、自分に向かって飛んできた見えないものに向かい斬撃を放つ。
さっきオレが火弾を切り裂いたのと同じ要領だ。
撃ちだされたものが斬られてばらばらになるのを、オレは肌で感じた。
だが。
「!!! ぐうっ!」
狭霧が同時多発的にあちこちを殴られたようにゆらめいた。どうやらさっきのは気弾で、しかも斬られたことでばらばらになったまま、狭霧に吸い付いたらしい。
と、解説している暇は無い。
ガギィン!
再びサークがオレに斬りかかってきたのだ。
今度は剣斧を両手持ちしている。何があってもオレを切り裂くつもりらしい。
腹からはまだ血が流れ出している。頭は既に傷がふさがり、皮膚はオレの放射能を浴びせた箇所以外はすでに回復したようだ。
オレも剣を両手持ちして渾身の力で受け止める。
ビシバーン!
オレと刃を交えていたサークの姿がいきなり消えた。そしてオレの右側を駆け抜けてオレの前方に現れる姿。オルゾスだ。封身解放している。
突進し、角を引っ掛けてサークをスピンさせながら上空へ叩き飛ばしたのだ。

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