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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 347

 あなたが急に方向転換した理由は何?」

暴れ続けるローに、ソウルイーターは前から思っていた疑問をぶつけてみた。
するとローはピタリと暴れるのをやめ、呼吸を荒げながら不敵な笑みを浮かべた。

「それを、言ったら・・・。ゼエ、鎖を・・・何とか、してもらえる、かい?」
「バカなこと言わないで。今のあなたを解放できるわけがないでしょう?
 それに今の私はあなたのおかげで周囲に迷惑をかけないようにしている。
 私があなたを解放したところで何もできないわよ?」
「はっ、そうだよな。・・・じゃあオレも脱走をあきらめるわけにはいかねえ、なっ」

ローは汗だくで苦笑を浮かべると、再びガシャガシャと暴れ始めた。
無意味としか言いようのないローの抵抗。
いったいなぜ彼女はここまで無駄な抵抗を続けるのか?
謎は一向に深まっていくばかりであった。

――――

「うふふっ、ラ・グ・さ・ま。どおです、気持ちいいですかぁ?」
「あー・・・いー気持ちだー・・・。お、サルモネラ、そこ、もっとやってくれ」
「・・・♪(ニコニコ)」
「ラグさまぁ、サルモネラとラムレーネばっかりずるいですよぉ。
 私たちだってこんなにがんばってるのにぃ」
「おー・・・悪ぃ悪ぃ。ナナリのもめっちゃ気持ちえーよー・・・」
「もうっ。そんなついでみたいにっ!」
「うふふ・・・わかってないわね、ナナリ。ラグ様を喜ばせるにはこうするのが1番なのよ。ね、ラグさま?」
「はー・・・えぶっ!?ちょ、ちょっと待・・・!アンジェラ、やめ・・・!苦し・・・!」

その頃。オレは巨大ベッドの上でつがいとなった女たちの奉仕を受けていた。
会話だけだと結構エロい感じだが、今やってもらっているのはそーゆーことではない。
マッサージとか耳かきとか、ひざまくらとか、そういったことをやってもらっているのだ。
アンジェラは110センチの胸をオレの顔に押し付けて遊んだりしているが、基本的にはHはなし。
胡散臭いことや戦いのことを忘れ、まったりと過ごしていた。
しかし一度『女』に目覚めた連中が、このまままったりとして終わるわけがない。
最初に動いたのはやはりというか、アンジェラだった。

「ねえ〜、ラグ様?せっかくのお休みですなんですから、どこか行ってみませんか?」
「ああ?こちとら最下層やら妖林区やら駆けずり回ったばっかなんだぞ?なんでまたあっちこっち行かなきゃいけねえんだよ」
「そりゃ当然バカンスのためですよ。この愚者の迷宮にはいろんな魔物が住んでますからね。
 疲れた心と身体を癒すのにいいスポットがたくさんあるんですよ。温泉とか花畑とか海辺とか。
 ラグ様のことだから用件をこなすだけで、まわりをよく見てなかったんじゃないですか?」

その言葉にオレは何も言えない。
事実あの時はソウルイーターの服を作ってもらうことばっかり考えて、他のことを見る余裕なんてまるでなかった。
・・・となるとちょっと興味がわいてくる。
知識として温泉や海水浴のことは知っているが、体験したことはまるで皆無なのだから。
それにそこに行けばそのエリアに暮らす魔物娘たちと知り合うことができるだろう。
あわよくば何人かお持ち帰りすることもできるかもしれない。
いや、新しいコをGETするのも楽しいが、いつもと違うシチュエーションでのHというのもいいかもしれない。
何しろ今この部屋にいるのはラグに好意を持っている女ばかりなのだ。
悶々と湧き上がる劣情に股間を熱くさせていると。

むぎゅ〜っ!

「痛たたたっ!?」

突然脇腹を強くつねられ、激痛が走る。
見ればそこには頬を風船のように膨らませたキノが、オレをにらんでいた。

「オトーサン、また鼻の下伸ばしていました。
 今日のお父さんはキノのものなのですっ」
独占宣言をするキノに、オレは心の中でしまったと後悔する。
キノは今、親の愛情を求めているのだ。
確かに3度の飯より女は好きだが、そのせいで娘(血がつながっているかどうか怪しいけど)をろくでなしにさせたくない。
ちゃんとキノと向き合ってやらねば!
オレはいったん湧き上がった欲望を頭の片隅に置くと、キノを背負っている木の実ごと抱き上げた。

「わうっ!?お、父さんっ!?」
「そーだな〜。今日は戦いや女のことは忘れなきゃーな。
 それには思いっきり遊ぶのが1番だ!今日はどこか遊べそうなところでバカンスとしゃれ込もう!
 おい、ラムレーネ!思いっきり遊ぶのにどこかいいところ知らないか?」

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