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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 35

それは畏敬と歓喜。
これほどのオスに仕え、子供を産める幸運に酔っていたのだ。
その証拠に、彼女たち2人の秘裂は熱く潤っていた。
魔王としての恐ろしさに当てられたキュリエルは、さすがにそこまでの余裕はなかったが。

――――

キュリエルから話を聞き終えた頃、オレの魔王としてのオーラはすっかり静まり、いつものオレに戻っていた。
後はこのメンバーでテスたちの救出。
そして体勢を整えた後、反対派を壊滅させるだけだ。
自らの変化に気づかないオレは、考えをまとめると、ベッドから飛び降り、テスたちの救出に向かう。
・・・はずだった。

ガシガシガシッ!!

「う、うおっ!?」

ベッドから飛び降りたオレは、突然足を何者かに引っ張られてバランスを失う。
当然バランスを失ったオレの身体は重力に従い、落下。
そして・・・。

ボスンッ!

「うきゃッ!?」
「ぐえッ!?」

オレの身体はその下で倒れていた、モンスター2名を下敷きにすることとなった。
それにしても『ぐえッ!?』って・・・仮にも女なんだからもうちょっと色気のある声を出してほしい。
・・・っと、違う違う。気にするべきはそこじゃなくて。

「だ、大丈夫か!?リザ!?ミミ!?」
「あ、あうう・・・」
「お、重・・・っ、は・・・早くどいて・・・!?」
「・・・・・・」

グググ・・・!

「きゃうあぁっ!?」
「お、重いっ!?さっきより体重がかかってる、かかってるぅっ!?」

人をデブ呼ばわりする不遜な輩に正義の鉄槌を押し付けながら、オレは足元に視線を移す。
するとそこには地獄の亡者よろしく、オレの脚をつかむ3人分の手が。

「・・・な〜にしてらっしゃるんでしょうか、あなたたち?」

これ以上ないほど冷たい視線で、オレの足をつかむ3バカトリオに突っ込んだ。
見覚えのあるゴブリン娘とケモミミ娘、白い鱗の蛇娘の3人がオレの脚にくっついていた。
『行かないで』と捨てられた子犬のような視線で俺を見つめている。
オレはうっとおしいと言わんばかりに、足を振ってその手を離そうとするが・・・外れない。
もう一度両足を振ってみる。今度はさっきより強く。
しかしサオにかかった魚のように3人の身体が引きずり出されただけで、どうしても外れない。
一刻も早くテスの救出に行かなきゃならないのに、何をジャマしやがりますか、このおバカさんたちは。
オレは渾身の力を込めて、思いっきり足を振る。
それも連続で。

ブンブンブンブン・・・ッ!!!!

「「「・・・・・・ッ!!」」」
「あう、おう、えう、はう、ほうッ!?」
「ぐええっ!?し、振動がッ!?
 振動が加わってさらに重くぅッ!?」

・・・何か下でわめいているヤツがいるようだが、失礼なこと言ってるヤツの言葉など聞こえない。
かまわず足を振り続ける。

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