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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 312

何かに耐える2人の表情。
それはついさっきまで快楽を貪りあっていたときの表情にそっくりだったのだ。
オレは仮説の正しさを確認するため、手っ取り早くソウルイーターの胸をはだけさせようとした。
だがその必要はなかった。彼女の服は自らの母乳で乳首が透けて見れるくらいに濡れていたのだ。

「そっか・・・おまえら」

反論も文句も言えずに乱れた呼吸を必死に整える2人を見ながら、オレは結論付けた。

「おまえら、短時間に何度も何度もイカされたもんから、身体がオレに反応しちまうようになったんだな?」
「な、何を言ってるの!?そ、そんなわけ・・・ひゃうンッ!?」
「そんなに服に大きなシミつけて説得力ないっつーの。
 まいったな・・・産後だってのに、いきなりサルスベリに頼ることになりそうか・・・?」

サルスベリという名前に、彼女のヤバさをよく知る狭霧たちは血相を変えた。

「ままま待てっ!?待ってくれ!それだけはっ!
 それだけは勘弁してくれっ!?」
「わ、私たちなら大丈夫だからっ!?
 ほら、あなたの言うとおり、もう仲間内でケンカもしないからっ!」

よほどアイツの世話になるのが嫌・・・というか怖いのだろう。
2人は必死になって問題ないことをアピールする。
できれば医者に診せるのが正解なんだけど、2人ともお互いに触っても反応しないし、言うこと聞かせられるってんならこのままのほうがいいか?
オレは少し考えた結果、

「・・・いいだろ。
 今はサルスベリにゆっくりしてもらいたいし、今すぐに調べてもらうのはやめとこう。
 でも何か変化が出たらすぐに連れてくからな?」
「・・・!あ、ああ!」
「ちゃんと伝えるわ。安心してっ」

・・・おーおー、2人とも心底安心したご様子で。
あれじゃ間違ってもオレに連絡なんてしてこねーな。
気持ちはわかるが2人のためだ、後でミミたちに監視を頼んでおこう。
こうして2人の身体に起きた問題と内輪もめの問題は解決と相成った。
さて、次はどうしようかな?

――――

「・・・その話、本当だろうな?」
「ホントも何も、ただの推測の話よ。信じる信じないもアナタしだい」

その頃。愚者の迷宮の最下層、通称『縛りの回廊』ではローがルーティアからある話を聞いていた。
しかしそれが何やら重大な意味を持つことはローの顔を・・・否、ルーティア以外の顔を見れば一目瞭然だった。
彼女たちが聞かされたのは、普段ならとても信じられないような夢物語。
だがよく考えて聞いてみれば、これほど恐ろしい話もない。

「そ、そんな・・・!」

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