PiPi's World 投稿小説

モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 290
 292
の最後へ

モンスターハーレム 第2章 292


「ぷあっ・・・ら、ラグ・・・!?」
「あんがとよ。おまえと言い、他のヤツらと言い、ホントにいい女ばかりだぜ。
 じゃ、さっそくアイツらを助けに行きますか!」
「え?え?きゃあああぁぁ・・・っ!?」

驚くソウルイーターと出迎えた魔物娘の手を取ると、問答無用とばかりに彼女を引きずりながらサルスベリたちの元へ向かった。
待ってろよ、2人とも!
腹のガキもおまえらもバッチリ助けて、んでもっかい妊娠させてやっからな!
魔物娘の案内(?)でサルスベリの部屋に向かってみると、そこにはたくさんのギャラリーができていた。
その表情からは期待や不安、好奇心などさまざまな感情が見て取れた。
まぁ、この迷宮にオスがいなくなって初めての出産だからな。
連中が騒ぐのも無理はない。
とにかく今はアイツらの状況を聞かないと。
オレは状況確認をするべく、ギャラリーを適当に捕まえて質問した。

「おい。サルスベリたちはこの中か?」
「は、はいっ」
「今、テス様とアスタナビュート様が医療に詳しい魔物数人を連れて、出産の手助けをされているはずです!」
「テスとアスタナビュートが!?」

アスタナビュートはともかく、テスに出産の手伝いなんかできるのか?
するとオレの考えていたことがわかったのだろう、ギャラリーの1人がその疑問に答えてくれた。

「テス様はお2人がご懐妊されたときから、アスタナビュート様と一緒に書物で勉強なさっていたそうですっ」
「他にもキュリエル様や他の仲間たちも、助産婦の経験のある魔物を探して出かけております!」

あの快楽主義者のキュリエルまで手伝ってくれるとは。
オレは仲間たちの熱い心意気に深く感謝した。
となれば、オレもこうしてはいられない。
中に入って何かやらなければ。
オレは決意も新たに、ギャラリーをかき分けて部屋の中に入ろうとした・・・が。

「ああっ!?い、いけませんっ!!」
「ダメです、ラグ様っ!?」

中に入ろうとドアのノブに手をかけたとたん、ギャラリーたちが血相を変えて入室を妨害してきたのだ。
こと戦闘では負け知らずのオレ様だが、オレの所有物でもある女たち相手に乱暴はできない。
数の論理であっという間に押さえ込まれ・・・否、押しつぶされてしまった。
しかもギャラリーだけでなく、ソウルイーターや案内してくれた魔物娘まで。
な、ナニ!?何なの!?
つがいとしてその責務を全うしようとするオレに対して、いきなりのこの仕打ちはっ!?

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す