モンスターハーレム 第2章 276
ちょっと不安だったけど、ちゃんと妖林区でもらった服もちゃんと着せてあるし。
「・・・・・・(じ〜っ)」
「ああ、もう許さなくてもいいから、せめて何かしゃべってくれって!
空気が重過ぎて、エナジードレインされてたときよか苦しいんだよっ!」
「・・・あれだけのことを私にしておいて、勘弁してもらえると思ってるんですか、あなたは」
長い・・・永遠とも思える長い沈黙を破り、ソウルイーターがついにその重い口を開いた。
じ、自分で言っといて何だが、しゃべられるとしゃべられたで、ものすごいプレッシャーがかかるなこれは。
沈黙されていたとき以上に冷や汗が流れて止まらない。
うう、女関係で今までいろいろあったというのに、何も学習していない自分が憎いっ。
そんな中、ソウルイーターが再びその口を開いた。
「・・・・・・・・・結婚して。」
「ハイ?」
オレは間抜けた返事を返しちまった。
「・・・・・あれだけ・・・・あれだけ私を淫らにさせて、あまつさえ妊娠させたんだから、結婚して責任とって。」
!!
ソウルイーターの顔は紅潮していた。
こんな綺麗な女にそんな顔をされると、怖さと可愛さを同時に感じちまう。
座っているオレの前でしゃがんでそう言っているソウルイーターのスカートの中――下着までは用意できなかった――の秘所が見える。
オレにヤられた証っつーか、金色の精液がまだ少し零れていた。
ま、まぁここまでヤってしまったからには、責任は取らねばなるまい。
「わかった。つがいになりたいってんならOKするよ」
「ありがとう。感謝するわ」
ソウルイーターはそう言うと、うれしそうな笑顔でオレに抱きつき、キスをした。
・・・何だろう。さっきから猛烈にする、この嫌な予感は。
「ンっ・・・♪じゃ、まず子供のためにも、たっぷりごはんを食べさせてね?」
「え?」
ゴオッ・・・!
それってつまりオレから生気を搾り取るってことじゃ・・・。
そのことに気づいたとき、すでにオレの意識は深い闇のそこへと沈んでいた。
――――
「う・・・ううっ・・・」
それからどのくらい倒れていたのだろう。
目を開けると、そこに巨大な乳房が視界をふさいでいた。
「あら、もう起きたの?思ったより早かったわね」
その言葉に一瞬『乳がしゃべった!?』と思ったが、そうではない。
オレを膝枕していたソウルイーターが声をかけたのだ。
・・・つーか、おっぱいで下が見えないはずなのに、なんでわかった?