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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 262

その後、オレはオリオールの案内でアンジェラ・ラムレーネの待つ部屋で熱烈な歓迎を受けた。
歓迎と言ってもここは他人の家なので、ごちそうの1つや高価な酒の1本が出てくるわけではない。
あくまで雰囲気のみだ。
とは言え、すっごいうれしそうな様子でもてなそうとするその態度は、決して悪いものではなかった。

「ラグ様?紅茶に砂糖やミルクはお付けしますか?」
「あ、ミルクならいらないわよ?必要なら私のほうで出しちゃうから〜」
「砂糖もいらない。私が甘味成分を抽出するから」

待て。ミルクはわかるが、甘味成分を抽出って何だ、抽出って。
スライムの体液なんて甘味料、さすがにいらんぞ?
つーか、2人ともそんな命令を待つ犬みたいな顔をするな。
オレとゆっくり茶でも飲みたいんじゃなかったのか?
ちょっと行き過ぎなもてないぶりに、オレは先ほどの感想を若干修正しながらオリオールが紅茶を持ってくるのを待った。

「ったく・・・。おまえら、オレの子供を妊娠しておいて、まだHし足りないのか?」
「え?ちょっ・・・ダメですよ、ラグ様!?
 せっかくラグ様の子供妊娠したんですからっ!?」
「そそそ、そうですっ!
 そ、そりゃあラグ様の求めとあれば、答えてあげたいところですけどっ・・・!」

おや、予想外の反応。
てっきりここの女たちは、たまりにたまった性欲のはけ口を見つけてオレに寄って来ていたのだとばかり思っていた。
オレがその感想を包み隠さず伝えてやると。
アンジェラは不機嫌そうに。ラムレーネは悲しそうな顔となり。
紅茶を持ってきたオリオールは苦笑しながらこう言った。

「ラグ様、それは女を甘く見すぎですよ?
 昔ならともかく、今の私たちは明日をも知れない立場なんです。
 死ぬまでに好きな人と、少しでも長く一緒にいたいと思っても仕方ないとは思いません?」
「それはわかるが」

いくら女でも魔物である以上、本能的に生きているとばかり思っていたオレには少々驚きだった。
製作途中で目覚めてしまったから、その辺の機微がよくわかっていないのかもしれない。
そんなことを考えていると、いつの間にかアンジェラたち3人が
オレのそばに陣取り、その身体を預けてきた。

「ほら、ラグ様?女の機嫌を損ねたら、ちゃんとフェローしないとダメですよ?」
「え?でもHは禁止なんだろ?」

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