モンスターハーレム 第2章 260
「う・・・るさいっ、だ、誰が・・・おまえになんぞっ・・・!」
「んー・・・?確かに気持ちよかったけど・・・。
それがこれと何か関係あるのか?」
「はあぁ・・・ラグさまぁ・・・♪
ラグ様の子種をいただけて、ミルフェは幸せですぅ・・・♪」
「許して・・・許して・・・。
それ以上精液入れられたら、パンクしちゃうぅ・・・」
返事することすらできずに荒い呼吸を繰り返すもの、あまりの快感にここではない、別の世界に心をやっているもの、平然としているもの、反応は人それぞれだがみんなオレの精液まみれになっていた。
きっと何も知らない魔物娘が入ってきたら、そのにおいだけで妊娠するんじゃないかと思えるくらいにがんばらせていただきました。
だが、ここでゆっくりしているヒマはない。
オレはまだお使いの最中なのだ。
出すものを出していろいろな意味ですっきりしたオレは、近くに転がっていた荷物を2つ手に取ると。
「じゃ、悪いけどオレは行くとこあるんでな。
ここでお別れさせてもらうわ。後でその辺の娘をこっちに送ってやるから安心しろよ〜」
「おうっ。お疲れさ〜ん!」
「・・・っ!?き、貴様・・・!」
「や、やめろっ!こんなみっともない姿、他の誰かに見せられるかっ!?」
何やら背後で聞こえるが、完全に無視。
唯一の出入り口であるドアは無情にも閉められてしまったのであった。
外に出てみるとそこは木のうろに作られた、妖林区にある家の1つであった。
ある部屋には、おしゃれとは縁遠そうな、シンプルな(無骨とも言う)デザインの服が置かれていたり、およそ服を作るためとは思えないゴツいハサミや針が転がっていた。
確かミルフェの家はキノコだったはずだから、たぶんここはクモ女のローブの家なのだろう。
そこまで考えて、オレはローブのスレンダーな肢体を思い出す。
そしてミルフェ。アイツの裸は一度見たけど、実際味のほうもなかなかのものだった。
オルゾスたち兵士を野性の獣とすれば、ミルフェたちは精根こめて作られた、脂の乗った家畜のようなおいしさだった。
・・・うん、思い出しただけでまたフェロモン出しちゃいそうな、すばらしい女たちだった。
しかしアイツらをこれでしばらくだけなくなるのかと思うとちょっとさみしい。
確実に妊娠させた自信があるわけではない。