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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 240

痛みと発熱で意識が混濁する中、生命の維持、欲望をすべて実行するためにすべての細胞がフル回転を始める!
オレは周囲が慌てふためく中、イッたばかりのアンジェラを貫いたまま、幽鬼のようにゆらりと立ち上がる。

「そ、そんなっ!?いくら鎮痛剤を塗ったからってここまで動けるなんてっ・・・!」

何だ、まだ動けるんじゃねえかよ。
混濁する意識の中、オレは自分の身体をほめてやる。
この時オレは気づいていなかった。
今の自分は暴走しつつも理性を保っているという、信じられない状態を維持しているということに!
だから当然、一瞬オレの頭に電球が閃いたことにも気づいていない。
なんと、非常に高位の魔族のみが授かっている性質、「どんな激しい感情が荒れ狂ったり、苛烈な殺し合いに身を置いたりしても心の中心は冷静を保っている」という、ある意味理性より強力な制御能力が、オレの中で目覚めたのだ!
ボロボロの身体とオレを生かそうとする魔物の生命力。
ここにいる女たちすべてを犯し孕ませたいという意思とそれを制御しようとする衝動。
相反するもの同士がオレの中でせめぎ合い、悲鳴を上げる。
ああ、これじゃ今まで暴走して当然だな、と心の冷静な部分がまるで人事のようにつぶやいた。
そりゃそうだ。
理屈も筋も通っていない、無茶苦茶な理不尽をぶつけられれば誰だってキレる。
やる気はあるのにできないことを、まわりから何でできないんだと責め立てられるようなもんだ。
だから今までのオレは暴走した。暴走して発生した矛盾を壊そうとした。
しかし今は違う。今のオレはその暴走を制御するだけの力を手に入れたのだ。
矛盾した状況、命令を同時にこなすためにオレの身体が変化を始める。
細胞の1つ1つがありったけの魔力と生命力を燃やしながら活動する。
同じ事態が来てもすぐ乗り越えられるように、弱い細胞を廃棄してより強い細胞と入れ替える。

「ンああぁッ!?あ、熱いッ!?ら、ラグ様のが私の中であっつくなって暴れてるぅッ!?
 や、ダメ、やめ、ラグ様っ!わ、たし、焼けちゃうぅッ!?」

その変化の巻き添えを食らったアンジェラが、貫かれたまま悲鳴を上げる。
今彼女の膣内では、大量かつ濃厚な精液が大量に注がれている。
おそらくこの濃度と量では妊娠は避けられないだろう。
下手をしたら本物の動物のように、4〜5人以上の子供を産む羽目になるかもしれない。
だがオレの身体の変化は止まらない。
体格こそ変わっていないが、その中身はもう完全に別物になってしまっている。

「ひ・・・あぁッ!?」
「や、やだっ、な、にぃッ!?」

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