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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 229

せめてそのお味だけでもと行きたいところだが、肝心の口はしっかりとテーピング、固定されている。
おそらく吹っ飛んだあごを再生したとき、また無茶をやって台無しにしないように手を打っておいたのだろう。
現在のオレは手足どころか口も動かせない、哀れな肉人形。
動かせるのはわずかに開いた口からのぞくこの舌だけ。
しかもギリギリの幅を見切ってやがるから、舌を出すことすらままならないし。
だが男としてこのおいしい状況を放置しておくことはできない。
何か・・・何か手はないか?
今までどんなピンチに陥ってもここまで遣ったことはないだろうと言うくらい、脳みそをフル回転させて奇跡のような方法を模索する。
そして思い出したのはあのサルスベリから教わり、サーク、ロカに実践したあの方法。
そう、Hを利用して身体を回復させる房中術である。
あれを利用すれば全快とまでは行かなくとも、乳をもんだりなめたりするくらいはできるはずだ。
・・・そう言えば何かずいぶん連中に会ってない気がするなぁ。
どうせ材料は確保できただろうし、服を作るのにも時間がかかるだろう。
この1件が終わったら連中の様子を見に行こう。
そしてあわよくば・・・。
オレは房中術をするためには本番をしなくちゃいけないという、とても大きな難題があることにはまったく気づかず、途方もない大きな野望をおっ立てていた。
まったくバカのきわみである。

「んふっ、ン、ふあぁ・・・っ!いかが、ですかっ、ラグ様っ!?
 痛みはっ。治まり、ました、かっ!?んンっ!?」

は、はい。確かに痛みは治まっているというか、忘れつつあるのですが。
あなたのその妙に色っぽい声や服越しに感じる乳首の感触やらで、今度は別のところが大変なことになりそうなんですけどっ!?
しかしそうツッコミを入れたくても、全身拘束の上、言葉もしゃべれないとあっては返事のしようがない。
つーか、ラムレーネ!
おまえ、治療のどさくさにまぎれてオイシイ思いしようとか考えてねーか!?
そんなオレの心の叫びが彼女に届くことはなく。
ラムレーネの色っぽい治療行為はだんだん激しく、ヒートアップしていくのだった。
そこにアクシデントという、絶妙な隠し味を添えて。

「ふぅっ、ふぅン・・・っ!や、やっぱり服越しだと薬がうまく染み込まないみたいですね・・・。
 仕方ありません、こうなれば直接肌に薬を塗りこみます!」

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