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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 228


危なかったぜ・・・・。エネルギーを貯めるためとはいえ、とどめの一撃を繰り出す寸前まで耐えたから、オレも限界だ。
戦いの興奮で、顎を失った痛みを感じないまま、オレも意識を失った。




「・・・・・・・・・・・・・!!!」
オレが眼を覚ますと、激痛がやってきた。
ゆっくりと視界が開けてくると、そこにいたのは心配そうなラムレーネだった。
「大人しくしていてください。鎮痛薬をうちますから。」
ラムレーネが俺の顎の傷に何かを直に注入している。
毒を使う体質を応用して鎮痛薬を生成してくれたのだろう。

少しずつ痛みが引いてきた。
ありがたい・・・だが、お前がどうしてここに?
疑問を口に出したくても、話すこと自体が出来ない。
体もあまり動かない。
痛みが引いて、表情が緩んだオレを見てラムレーネが涙を浮かべている。
悲しみの色は無い。
彼女の瞳にあるのは、悲劇が回避された喜びと、大切な者への慕情。
オレは何気なくラムレーネの頭をなでてやろうと手を伸ばす。
すると動かそうとした腕を中心に激しい傷みが蘇る。

「ぴぎっ!?」
「あっ!?い、いけませんラグ様!
 いくら鎮痛薬を投与したとは言え、本来は死んでいてもおかしくない大ケガだったんですよ!?
 もっとご自愛ください!」

オレの悲鳴と動きに、ラムレーネはあわてて悶えるオレの手を戻した。
しかし動いたせいか、痛みはなかなか引かない。
自業自得だけど何とかしてください、ラムレーネさん。
オレがちょっと涙目になりつつ視線で助けを求めると。
なぜかラムレーネはわずかな逡巡の後、顔を赤くしながら服を脱ぎ始めた。
・・・えーと、ラムレーネ?
気持ちいいことをして痛みを忘れさせようとか、そういうオチですか?
なんてバカなことを考えていると、ラムレーネの身体が水もかぶっていないのに全身びしょぬれになっていく。

「今、全身に鎮痛成分を分泌しました。
 ちょっとはずかしいですけど・・・。これならすぐに薬をお塗りできます」

そう言うと、彼女はオレの身体に覆いかぶさり、全身を使って鎮痛剤を塗りこみ始めた。
何このローションプレイ。服着たままなのがすっごく悔やまれるんですけど?

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