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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 23



「さて、オルゾス様はどう反応するか………」

小柄な少女の名はシュアナ。
元オルゾスの部下である。


何故ナナリがシュアナを抱えているのかは、テスがサークを襲撃した直後まで遡る………。

――――※―――――

テスの襲撃があった直後。
最前線からかなり離れた本営近く。
「正直な話さ……」
「……ん?」
リザードマンとゴブリンの少女。互いに簡易な武装を持つ下級兵士。
「あのテス様が『禁忌』を『お兄ちゃん』って呼ぶのには驚いたよ」
「あー、さっきのやつだね。うん、信じられないよ」

最前線では死闘が繰り広げられていると言うのに、どこかのんびりとした会話。
……やる気のない証拠である。

「まったくだ。普段のテス将軍を見慣れていたから、余計だな」

「まーねー。けどさ、そんなに本質を変えてしまうくらい『禁忌』ってすごいのかな?」

リザードマンはふと疑問に思う。あそこまで全てに無関心だったテス将軍を変えるとは、禁忌とは一体なんだろうか…?

「さぁ?だが、テス将軍をああも変えてしまうのだから、少なくともラグ様が何かしらの力を持つのはたしかではないか?」

「う〜ん、そうなのかな……?」
リザードマンの少女はしばし考えて、止まった。

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