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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 215

「しゅ、シュアナ様、入れてあげてくださいっ!
 いくらなんでもかわいそう過ぎますっ!」

だがいくら言ってもシュアナは頑として聞きつけない。
くそ、この薄情女!この1件が片付いたら覚えてろよ!?
などとバカやってる間に、嫌な気配が背後から迫ってくる。
ローのヤツが、3人の妨害を力ずくで突破してきたのだ。
ならば仕方ない、食らいやがれ!!
「はああああ・・・・・・」
オレは素早く呼吸を整えると、腹に力を込める。
そして、口から瞬時に光球が飛びだした!!

バガガガガガン・・・・・・・・・・・・・

オレの周囲と、オレの光球の軌跡沿い、そして直撃を受けたローの周囲に、凄まじい衝撃波が発生する。

ガアアアン!!

何か巨大な物が割れるような音とともに、光球が炸裂した!!!
今度の奴は前にサークにぶっ放した奴どころの威力ではない。多分8倍はあるだろう。

「くッ!?」
「うおおッ!?」
「ひええぇッ!?」
「きゃああぁぁッ!?」

光球の余波を食らって、オルゾス・狭霧・サーク・ローブから悲鳴が上がる。
あ、しまった。とっさのことだったから、出力を考えずに思いっきり撃っちまった。
しかも当たったからいいようなもんの。
外れたら間違いなくここに住んでる連中をホームレスにしかねなかった。
次からはもうちょっと自重しよう。
・・・しかしオレがそう思っているにもかかわらず、周囲から怒りと苦情の声が上がる。
まぁ、これは当然だろうな。

「ぷあっ、ら、ラグっ!?貴様、もうちょっと私たちのことも考えて攻撃しろっ!」
「こ、今度やったらただでは済まさんぞ!?」
「ひいぃんっ、誰か助けてくれーっ!?」
「あーもー、文句なら後でいくらでも聞いてやるよっ!」

だが。非難飛び交う中、1人だけ文句を言わずにローの吹き飛んだところをじっと見続けている女がいた。
サークだ。彼女は自分にも被害が来るような攻撃をしたオレを責めもせずに緊張した面持ちで、事の成り行きを見守っていた。
すると・・・。

「ぶああぁッ!?い・・・痛ッてええぇぇッ!?」

今後一生聞くことはないと思っていた声が、大音量で響き渡ったのだ。
そして白煙の中から、信じられない格好となったローが姿を現した。

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