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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 210

オレたちはミミと一緒に自殺しようとするシュアナを押し留めるのであった。
何だ?ホントに一体何なんだ、この展開!?
はぐれたオルゾスたちは知らないねーちゃんらを引き連れているし、シュアナはミミを様づけしていたかと思えばいきなり自殺しかねるしっ!?
何が何だかわからない状況が終わりを告げたのはそこからさらに30分経ってからの話であった。

――――

「はあぁッ!?何じゃそりゃあッ!?」

事のあらましをすべて聞いたオレの第一声は、それだった。
だってそうだろう?シュアナがおかしくなったのは、ナマモノ樹木『封育樹』のありかを聞き出すために手を出したとか、オルゾスたちは途中でオレに会いに来たとか言う、怪しさ100%の『竜人姫』ローの同行を許したとか、オレを探すためにこの妖林区でミルフェと双璧を成す凄腕の服職人、ローブをオレをエサに案内させたとか聞けば!
つーか、いろいろいっぺんに聞かされて説明も長すぎるしっ!?
一度整理してみよう。
オレとはぐれた狭霧とオルゾスは、その道中でオレを探しているローというドラゴン女とミミを探しているシュアナと会った。
そこで2人はよけいなトラブルを避けるために一緒に行動することにした、と。
その後オレが服職人を探していることを聞いたローたちは、ジャイアントスパイダーの服職人、ローブに道案内を頼むことにした。
・・・で、コイツはオレの子種を報酬として要求してきたのでローは勝手にOKし、現在に至る、と。
・・・何、このカオス。
どいつもこいつも好き勝手するんじゃないよ、まったく。
・・・いや、オレが1番やりたい放題やってるか。
とにかく目的のわからないロー以外は敵意はなさそうだな。
ローブはオレの子種がほしいだけらしいし、シュアナにいたっては・・・言うまでもないだろう。
ミミを生贄に与えてやれば、少なくとも敵対行動に出ることはあるまい。

「ラグ様ぁっ、見てないで助けてくださいよぉ〜っ!?」
「お待ちください、ミミ様!まだ話は終わっていませんよ!?
 私にあんなことをしておいて、放っていくなんてひどいではありませんか!?
 私にあれだけいろんなことをして下さっておいて!」
「うわ〜ん!オルゾスさまぁ〜!狭霧さまぁ〜!
 誰でもいいから助けてくださいぃ〜っ!?」

・・・機会があったら、ミミがシュアナに何やったのか聞いてみよう。
ものすごく興味がある。だが今は・・・。

「アンタのほうを先に片付けることが先だよな?『竜人姫』ロー?」
「おや、コイツはうれしいねぇ。シュアナよりあたしのほうにご執心とは!」

にっかりと邪気のない笑顔を浮かべながら、自らの歓喜を口にするロー。
一体彼女は何の目的でオレに近づいてきたのだろうか?

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