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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 199

ここで大声上げて、フォリンを起こしたくなかったから。
よけいなトラブルはごめんとゆーことだ。
なのに運命ってヤツはオレをそっとしといてくれない。
ミミたちがとんでもないことを言い出し始めたのだ。

「・・・ミルフェ。これって一体どゆこと?」
「ん〜・・・たぶん、まだ魔王様の精気が足りなかったんじゃないかしら〜?
 何しろ半年も羽化できなかったわけだから〜。
 羽が小さいのもそのせいじゃない〜?」
「じゃあ、このコともっとHすれば、しっかりと目を覚ます・・・?」
「ちょっと待てぃっ!?何、憶測でとんでもないこと話してんだよッ!?」

話の流れに危険なものを感じたオレは、あわてて2人の話に割り込む。
いくらオレでも何もしてない、それも無防備に寝ている女を襲う趣味はないぞ!?
いや・・・確かに怒りのままにレイプしたり、知らないうちにレイプしまくってたりしたけどさ・・・(ごにょごにょ)

「とにかく!オレはこれ以上コイツを抱くつもりはないからな!?」

コイツが目覚めたとき、最初に見たものが大きく膨れた自分の妊婦腹なんてあんまりだろう!?
今さら正義感や倫理振りかざすなと言われても、絶対にヤらんっ!
しかしオレは忘れていた。自分もコイツらも、人間の価値観など最初から通じない、魔物という存在であることに。

「え〜?せっかくミルフェちゃんを起こす方法が見つかったんですよぉ〜?
 やるだけやってみましょうよ〜?」
「そうですよ、ラグ様っ!彼女をこのままにしておくつもりなんですか!?
 子供ができるくらいなんですっ!むしろいいことじゃないですか!?
 ここはいつものよーにズバッと・・・アイタタタタッ!?」

オレは失礼かますミミに無言でこめかみに拳を押し付ける。
人を性欲大魔神か子作りマシーンと勘違いしているバカには、ちょうどいいお仕置きだ。
そりゃこんなかわいい娘とHできるのはうれしいのだが。
寝込みを襲うなんてちょっと嫌だ。
それでは意識のないときレイプしたあの時と変わりないではないか。
オレが自分の気持ちを正直に伝えるも。

「でも〜。フォリンちゃんもいいかげん羽化したいと思うんですよ〜。
 それに魔王様のような、お強い方と子供を作れるなら怒ったりしないでしょうし〜」

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