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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 185


――――

「・・・ま・・・。・・・グ・・・。ラグ様!」
「うおっとぉッ!?」

気がつくと、オレの目の前にはミミの顔のどアップが。
さすがに驚いてとっさに後ろに下がる。すると・・・。

もにゅんっ。

何だかものすごくやわらかい何かに押し返された。
何だと思って振り向けば、今度は女の乳のどアップ。
ウチの連中のような爆乳ではないが、なかなかの大きさと形。

「ラグ様?大丈夫ですか?」

そこに再びミミの声。
乳のインパクトに気を取られたおかげで落ち着きを取り戻したオレは、ここでようやく周囲を見る。
そこにはオレとミミを中心に、何人もの魔物たちがこちらの様子をうかがっていた。
ミミや木々の後ろからのぞく魔兎族やワーウルフなどの獣人たち。
興味深そうに空や枝からオレを見下ろすフェアリー(妖精)やハーピー。
他にもドライアドやウィルオウィスプなど雑多な魔物たちが10数体くらいいた。

「あー・・・と。ミミ。この団体さんはいったい何なんだ?」
「えっと・・・お怒りになられたオルゾス様と狭霧様たちから私たちを助けてくれた、魔物のみなさんですぅ」

言葉を選びながら苦笑し、説明するミミ。
よーするにオレらをドサクサ紛れに連れ込んだ好きモノの集団とゆーことか。
あの2人からオレを掻っ攫うとはなかなか見上げた根性である。
オレは素直に感心してしまった。

「よくあの中でオレをさらってくる勇気があったもんだな。
 後で仕返しされても大丈夫なのか?」

ビクンッ!ガタガタガタ・・・×10

その言葉にいっせいに反応して震えだす魔物たち。
・・・なるほど。後先考えずにやっちゃったわけね。
それともまさか起こるとは思ってなかったか。
 
震える彼女たちは、可愛かった。すでに半べそになってる妖精娘、怯えて震えるウサ耳娘、恐怖で固まるドリアード娘・・・。
いろいろな娘たちが、綺麗な顔におしなべて恐怖の表情を浮かべている。
仕方ねえ。一丁、安心させてやるとするか。
「ふふ・・・・はははははは・・・!!!」
オレは高笑いをし始めた。
「何を怯えている?オレを誰だと思っている??
大戦の英雄たちの身を集めて作った、最強の魔王だぞ!!!」
そしてオレは手近にあった、頭ほどの大きさの石を片手でひょいと持ち上げた。
左手を握りしめ、石を殴る。
シュン!!
ぱらぱらぱら・・・・・・
辺りに砂煙が舞い、石は粉々になった。
オレはできるだけ野心的で暴力的な表情を造って、語った。
「ふん、オレの膂力を以てすればミノタウロスだろうがジャイアントだろうが巫女剣士だろうが、ぶっ倒せるぜ。あいつらがお前らに手を出すなら、どうする?お前達。」
「え?」
「ふぇ?」
「ど、どうするんですかぁ・・??」
怯えながら聞いてくる魔物娘たちに聞いた。
だが魔物娘たちは考えがまとまらないようだ。

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