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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 174

もちろんオレは首を縦に振って肯定。
本当は何を考えているかわからないカグラの情報を集めていただけだったのだが、そう答えておかないといつ首を切り飛ばされるかわからない。
オレの様子に狭霧とオルゾスはまだ疑わしそうにこちらを見ていたが・・・。
とりあえず納得してくれたらしく、ビシバシと感じられた殺気が落ち着いていくのを感じた。

「・・・ふん。今日のところは特別にそのうそを信じてやるとするか」
「確かにあの方のお力を借りられれば百人力だからな・・・」

どんだけ信用ないんですか、自分。
あまりに信用のなさに思わず涙しながらへこむオレ。
人間不信になったらどうしてくれる。魔物が圧倒的に多いけどっ。
あまりの落ち込みように慰めてくれるミミとオレを無視してオルゾスと狭霧は話を続ける。
まったく仲間の甲斐のないひどい連中である。

「とにかく我々もその人物と会ってみる必要があるな。 オルゾス殿。ラグの言うことでは服を所望されていると言うことだが、そちらは大丈夫か?」
「ああ。ここにはまだいろんな種族の魔物がいるからな。
 胸の大きい種族からもらい受けるなり、服を作れる種族を連れて行くなり手段はいろいろある」

服を持ってくるというこの簡単なミッション。
それゆえに新たな仲間を作れる可能性もある。
さて、オレはここでどちらの提案に乗るべきだろうか?
オレはわずかな逡巡の後、自分の考えを口にした。

「じゃあ、服を作ってもらったほうがいいな。
 あの胸じゃ、胸の大きくなったサルスベリとか元々胸の大きいアンジェラたちの服でもキツそうだったから」

その瞬間、殺意のこもった視線2つと捨てられた子犬のような涙目1つがオレに向けられる。なぜ?

「・・・一理あるな。
 誰かのお古をもらうより新品のほうが、後々の交渉がしやすくなる」
「では、服は職人に頼んで作ってもらうということで。
 ついでにそこで我々も装備を整えておこう。
 いつ、どこで何が起こるかわからんからな・・・」

こうしてオレたちは、ソウルイーターの服の入手と装備の充実のために再び内区に戻ることとなった。
ミミが『ご主人様っ!?おっぱいなんですか!?やっぱり男の人はおっぱいがいいんですか!?』などと訳のわからないことを言いながら迫ってくるのがうざかったが。

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