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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 170


「ひ、ひどいです、ラグ様っ!わ、私たちのいないところでまたナンパなんかしたりして〜!」

倒れたオレに、ミミが泣きながらポカポカと駄々っ子パンチで追い討ちをかける。
成長してるせいか、結構痛いです、ハイ。
ここは内区と最下層のちょうど中間くらいのところ。
あれから目覚めたオレは、ソウルイーターのご機嫌取り用の新しい服を調達するために、彼女ら3人をここに呼び寄せたのだ。
しかしこちらもこちらで大変だった。
何か知らんが、来たときはもじもじしたり、妙にうれしそうにしていたと思えば、訳を聞くなり泣き出すわ殴られるわ・・・。
いったいオレが何をしたというのだろうか?無実の罪で損害賠償求めるぞ?
しかし怒れる乙女たちにそんな理屈は通用しない。
ボロボロのオレに、3人はさらなる追い討ちをかける。

「き、貴様、私を孕ませておいて、もう新しい女に手をかけるとは何事だ!?
 き、貴様にはこの子の父親になるという自覚はないのか!?」
「自覚があるからこそ1人で行ったんじゃねーか!
 身重の、それもオレのガキのいる女を危ないとわかって連れて行けるか!?」

まだまだ怒り足りない様子の妊婦オルゾスに、オレは負けじと言い返す。
するとオルゾスはピクリと反応したかと思うと、落ちていた小石を拾ってオレに投げつけた。
自分でもクサイとは思いますが、石はヤバいでしょう!?

「てめっ・・・!オルゾスっ!オレを殺す気か!?」
「う、うるさいっ!貴様のようなろくでなしにはこれくらいがちょうどいいっ!」

何だその理屈は。オレがそう怒鳴り返そうとしたら、今度は狭霧がこれ以上ない冷たい視線と口調、そしてそれに殺意を乗せてオレに語りかけてきた。

「ラグ・・・おまえに1ついいことを教えてやろう。
 人間というのはおまえらモンスターより貞操観念が強いんだ。
 あまり調子に乗っていると後ろから刺されるかもしれんから、くれぐれも気をつけて、な・・・?」

ひぃいいぃ〜〜〜ッ!?な、何さりげなく浮気禁止宣言してるんだよ、この女っ!?
お、オレが魔物だってわかってんなら、そっちの理屈ばかり押し付けてんじゃねーよっ!
つーか、そもそも浮気なんてしてねえよ!?
不慮の事故だってさっきから何度も説明してるだろっ!?

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