モンスターハーレム 第2章 121
色っぽい声とともに、『抜かないで』とばかりに残念そうな声を上げるオルゾス。
オレが危険なものを感じて数歩後ろに下がると。
むぎゅり。
「ふああァァンッ!?」
と足元で色っぽい悲鳴が上がり、オレは踏んだやわらかい何かに倒れこむ。
踏んだのはリザの胸。
彼女の胸は母乳と精液で濡れ、その顔はまるで別人のように見えた。
「あ〜ッ♪ラグさまだぁ・・・♪今度は私に種付けしてくださるんですかぁ・・・?
もう、スケベですねぇ・・・?
ほら、ラグ様に精液注がれてこんなになっちゃってるんですよぉ・・・?
もう妊娠決定間違いなしなのにぃ・・・♪」
そう言って精液でぽっこり膨れた下腹部を見せつけながらも、その様子はとても嫌がっているようには見えない。
その姿は子作りしか考えていないゾンビのように見えた。
むにゅっ。ぐにゅっ。
そして。リザに捕らえられたオレの背後から、今度は2つのやわらかい何かが押し付けられた。
考えるまでもない。それは女の感触だ。
「はぁはぁ・・・ら、ぐぅ・・・さまぁ・・・?そんな小娘より私を見てぇ・・・?
ほらぁ・・・まだあなたが物足りないって身体がうずいているのぉ・・・♪」
「・・・〜〜〜っ♪」
完全に発情したメスの熱い体温と不規則な吐息がオレの首筋や背中にじんわりと広がっていく。
サルスベリはすっかり淫欲にまみれ、オレを様付けしてキスの嵐で猛烈なアピールをしている。
一方、その隣では狭霧がピクピクと痙攣しているのがわかる。
どうやらオレに抱きついただけで軽くイッちまったらしい。
2人はこの濃密な発情空間でその身体に異変が生じていた。
一度オレに身体をいじられたサルスベリは、さらにスタイルがよくなり、乳首から母乳、股間からはあふれた精液と愛液の混合物をあふれさせている。
一方人間である狭霧は見た目自体は何の変化もない。
しかしオレが軽く身体を揺するたびに、声もなくピクピクと震えだす。
どうやらちょっとの刺激でも絶頂してしまう超敏感体質にでもなったようだ。
「やあぁっ・・・ずるいぃっ・・・!私も、混ざるぅ・・・っ!」
そこにヘロヘロになりながらもやってくるオルゾス。
おいおい、そんな状態でまだやりたいの!?腹上死すんぞ、マジで!!
ひたすら性欲に突き動かされる女たちを見て、オレは身の危険とは違う恐怖を感じていた。
(や、ヤバい。コイツら完全に正気を失ってやがる!
このままじゃコイツら、自分たちが死ぬまでやり続けんぞ!?)
ヤッた状態でそのまま昇天だなんて笑い話にもなりゃしない!
オレは4人の美女にもみくちゃにされながら、4人を止める手段を考えた。