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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 119

オレはそんなサークの左太腿に噛みつき、肉を食い破った。咀嚼してみると、樹液が混じっているからかもしれないが結構美味い。
今度は右脇腹にデビルズクローのひと突きを入れ、すぐに抜く。
ブシャッ!右脇腹と左太腿から出血するサークに、樹液とオレの黄金の精液が混じったものが流れ込み、歓喜に歓喜を上塗りし、痛みすら歓喜で上書きした。絶頂の上にさらに絶頂があるのだ。いかなサークといえど、ある意味で味わったことのない苦しみでもあった。
何しろ許容量を超えた快感と回復感がビンビンしているのだ。
オレの与える快感が神経を焼き、焼かれた神経が今度は修復され、修復された神経を再び快感が通過して焼いて、また回復しては快感に焼かれて行くのだ。
快感と苦痛が互いを上塗りし合い、サークをマゾに目覚めさせていた。
「おう・・ああん・・・ああ・・・」
「ふふ・・いくぜ!」
オレはもう一度サークに挿入した。同時に今度は、サークの右首筋に噛みつく。
頸動脈も切れるほど強く噛みついて、犬歯を突き立てる。
「あん・・うぎゃあ・・・・あん・・・・」

肉を食いちぎられ、大量の血が傷口から流れ出す。
しかし彼女には苦痛はない。いや痛みは確かにあるのだが、それ以上の快感と愉悦がサークの全身を駆け巡っているのだ。
今のサークには戦場の記憶も忌避すべき男のことも何もない。
あるのは思考や記憶をも吹き飛ばす、途方もない愉悦と快楽だけ―――!

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

飛び散った血や肉片を受けて封育樹がさらに活性化する。
しかしそんなこと、今のオレたちには関係ない。
オレは本能の命ずるまま、サークにとどめの一撃を突き入れた。

「おらぁッ!オレのモノになれ、サークっ!
 オレの子供を孕みやがれェッ!?」
「あふぉおおッ!?おッ・・・がああぁぁぁああ〜〜〜ッ!?」

色気も何もない、獣のような雄たけびを上げ。
オレの子種を受け止めたサークが絶頂した。
いくら封育樹の樹液のおかげとは言え、信じられない放出量だった。
素面だったら、『こんなに出してオレ、大丈夫か!?』とか思っていたに違いない。
しかし1匹の獣と化したオレにはそんなこと関係ない。
ただ身体からあふれるこの力を放出したくて仕方なかった。
オレはあふれる魔力を気持ちよく吐き出そうと、痙攣するサークをもう1回抱こうとしたその時だ。
胎動を繰り返していた封育樹に変化が起こった。

ビキッ!ビキビキッ!

オレとサークの血肉で活性化していた封育樹にヒビが入る。
養分の与えすぎで成長でも始めたか、それとも活性化しすぎで寿命でも迎えたか?
ヒビは樹液で満たされたうろにまで達し、そこかしこから樹液が抜け出ていく。

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