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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 117

指をかませている間に、サークのスイッチが入っていたらしい。

(何だ?何が原因でサークのスイッチが入った?
 オレがヤツの口の中に入れた間に・・・そうか!)

オレはサークを恍惚とさせているモノの正体を理解すると、迷わず自らの手首に噛み付き、その肉を引き千切る。
激しい痛みとともに大量の血が噴出する。
オレの体はすぐさま治療を開始するが、肉をえぐられたためにすぐには回復せずに血を流し続ける。
オレは激しい痛みと出血にかまわず、今度は三度サークの肩に噛み付く。
そして同じように肉を噛み切って激しい出血を起こす。
オレとサークの血は封育樹の樹液と交じり合い、血の色とにおいに染まっていく。
もっとも量が量なので、せいぜい透明が半透明っぽくなったくらいだ。
においも獣人並みの五感がなければ気づかないだろう。
しかしサークにはそれで十分だったようだ。

(あ、ああ・・・血の・・・香り・・・っ!戦場の・・・においっ♪)

闘争本能がそのまま快楽に直結しているサークは、痛みと血のにおいで興奮し、陶酔しだした。
意識が朦朧としていることもあり、発情と陶酔の区別がつかない状態になっているようだ。
そして。そのあいまいな状態はサークにありえない発言を促す。

「もっと・・・もっとぉッ!もっと私を・・・壊してっ!傷つけてぇっ!
 死んじゃってもかまわないからぁっ!?」

ドクンッ!

「・・・おッ!?な、何だっ!?」

サークの壊して発言と同時に、封育樹に変化が起こった。
魔物の血を糧にして成長する封育樹が、将軍クラスであるサークと、人工魔王にして禁忌の者であるオレの血を受けて封育樹が活性化したのである!
封育樹内に満ちていた魔力があふれ出し、オレたちにロカと同じ魔力酔いの症状が出始める。
そしてあふれた魔力は封育樹に血のように赤いつぼみを作り、地下世界に満開の花を舞い散らせた。
魔力のたっぷりしみこんだ花粉がかぐわしい・・・否、妖しい香りとともに外にいたミミたちに降り注ぐ。

「ふあッ!?あッ、あッ、ああッ!?」
「な・・・に、コレぇッ!?」
「ひああッ!?出ちゃうッ!?出ちゃいますッ!
 ミミのおっぱいからミルク出ちゃいますぅッ!?」
「い、イクッ!?イクッ、イクぅッ!」
「と、止まらないッ!?イクのとまんないぃッ!?」
「こ、殺してッ!?いっそ私を殺してえェッ!?」

ミミたちが封育樹の花粉を吸い込んだ瞬間、彼女らは身体を痙攣させて悶え始める。

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