モンスターハーレム 第2章 115
オレは腹いせに耳にふっと息を吹きかけたり、背中をつうっとなぞったりしてサークを悶えさせる。
「ううッ!?く、ああッ!?」
まったくこれだけ身体はうずいてんのにまだ抵抗できるとは・・・。
いくらバーサーカーとは言え、しぶとすぎないか?
サークの異常なまでの精神力に、さすがのオレも辟易する。
(・・・コイツぁどうやらただ悶えさせるだけじゃダメ、みたいだな。
ヤツのバーサーカーの本能をうまく性欲に誘導しないとダメなのか?)
オレはサークの胸や尻をもんだり耳たぶを噛んだりしながら、次の手段を考える。
バーサーカーの本能は破壊と虐殺。言わば闘争本能の塊だ。
それを性欲に結び付けるには、戦いのときの興奮や快感を思い出させてやればいい。
と、いうことは・・・。
ガリッ!
「あぎッ!?」
突然オレに耳たぶを強くかまれ、サークが悲鳴を上げる。
あんまり強く噛んだものだから皮膚が破れて血があふれる。
しかしオレはひどいことをしたというのに、慌てるどころか笑っていた。
浮かんだアイデアのあまりのすばらしさに思わず笑みが止まらなかった。
(そうだそうだ。サーク好みのいいのがあったじゃないか。
何、どうせオレもコイツにいろいろ恨みがあるんだ。 お互いスッキリ楽しく行こうじゃねえか・・・!)
「いぐッ!?がッ・・・ガガッ?!」
オレはサークの胸を握りつぶさんばかりに強く握り締めながら作戦・・・名づけて血まみれSMプレイを開始した。
もちのようにやわらかい胸がオレの手の中でひしゃげ小さくなる。
おそらく今のサークは爪を立てられていることなんて気づいてもいないだろう。
胸全体がヤバいことになってるんだからな。
オレはひとしきり胸をもみ潰すと、手を離して結果を見てみる。
手には脱力感があり、爪と指にはサークの血がべっとりとついている。
胸を見れば傷は再生中。
しかし握りつぶされた胸はホントになくなってしまったわけではないので真っ赤に腫れあがっているだけだ。
おそらくこの樹液(培養液)は生命力を活性化する効果はあっても、痛みを取り除くことはできないのだろう。
オレはそんなことを考えながら、サークの口元に血塗られた指を差し出した。
「ほぉら、サーク。見てみろよ?
あんなに力任せに、血が出るくらいに握ったのにもう傷が治ってるぜ?」
「はぁ・・・はぁ・・・むぐッ!?」
しかしサークは一息つくのに夢中で答えられない。
返事のないことに苛立ちを感じたオレは、バカみたいに開いた彼女の口の中に本人の血で濡れた指を2本突っ込んだ。