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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 109

奇跡の精液はそのあまりの魔力濃度から、精液本来の昨日をすでに失い、エネルギーの塊となって黄金の精液と混じり合い、ロカの身体に染み込んでいく。
すでに黄金の精液で回復しつつあったロカの身体が淡い光を発する。

「あ・・・あ・・・あ・・・」

ここではない、どこか虚空を見つめながらぐったりとするロカ。
たぶんあまりの快感に、天国にでも魂を飛ばしているのかもしれない。
まぁ身体からあふれるくらい黄金の精液と魔力を送り込んだんだ、そのうち身体も意識を回復するだろう。
オレはいまだ硬度の失われない肉棒を引き抜くと、今度は元反対派の筆頭、サークの治療に向かった。

(おのれ・・・!この好色ハレンチ極まりない下劣な存在目が・・・!!)

するとサークは今まで見せたことのないような、さらなる憎悪と殺意を放ってきた。
まるで視線だけで自分を殺そうとするかのように。
だがオレにはよくわかる。今の彼女には何もできない。
理性が残っているのがその証拠だ。
バーサーカーの本質は破壊と虐殺。
そんな彼女が凶暴化しないのは、それだけダメージが深く、破壊や虐殺に力を回す余裕がないからだ。
だがそれは同時に蛇のいるやぶをつつくも同義である。
サークを助けるには治療をするしかない。
しかしオレに悪感情しか持っていない彼女は、回復と同時に封身解放してオレに襲いかかってくるだろう。
・・・つい先ほどまでのオレならば。
今のオレには彼女をあしらうだけの知識が、しっかりと脳裏に浮かんでいる。
そしてその知識はオレにこう教えている。
今のオレならば治療し、かつコイツを肉奴隷にすることも可能だと。
オレは今まで散々命を狙われた恨みを晴らすべく、培養液を漂うサークの身体をゆっくりと抱き寄せた。

(私を毒牙にかけるつもりか?バカめ!
 動けるようになった瞬間、貴様の首をへし折ってくれるッ!)
(・・・なーんて考えているんだろうな、この女は。
 そんだけすごい目つきで殺気出しまくれば、嫌でもわかるっつーの。
 バカな女だねー)

オレはサークの殺意100%の視線を平然と受け止めながら、そう評価を下していた。
部下を鍛えるのにも容赦がなかったのも、もしかしたら力と恐怖でねじ伏せることしか知らなかったゆえの行動なのかもしれない。
破壊と虐殺しかないバーサーカーだからだろーか?

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