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空〜KU〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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空〜KU〜 5

「おっ!化けの皮剥がれたか・・・影汰!そのお穣ちゃん連れてずらかりな!あっ!でもずらかる前に終わらせるか・・・」
「香月さん・・・どっちですか・・・」
少し呆れた感じでいう。
「まぁそこで見てな俺様の雄姿を!」
「そんな事言ってる暇ねぇぜ!!!」
鬼と化した蔵人が襲い掛かろうとしたとき、
「あで!?」
蔵人は間抜けな声を出し見事真っ二つになった。「ひぃぃい!蔵人の兄貴がやられた。ずらかるぞ!!!」
蔵人の下っぱどもはあわてて逃げていった。
香月は切った蔵人を見ると蔵人の体内に光り輝く宝珠を見つけた。
「『鬼の首』だね?蔵人みたいな鬼人だから安いと思うけど…」
縄を解かれ、いそいそと服を着ながら少女が説明してくれた。乱暴な話だが鬼というのは生きてるだけで賞金首。蔵人のような鬼人…症状の軽い半端な鬼…でも悪党なら賞金が付く。いわば冒険者の主な収入源だ。
「へぇー」
「へぇー」
ボタンを叩く動作をする香月と影汰。

「何?その手の動きは?」
少女が尋ねる。
「なんと!?あの有名なト○リ○の泉を知らないのか!?」
驚いた声を上げる香月。
「知らないわよ!そんなの!」
少女はいう。
「あの〜・・・」
「何?」
「そろそろ名前を教えて貰えませんか?作者が『少女って打つのかったるい』って言ってるんで・・・すいません」

「あたしは…」
その時『鬼の首』を核として、再生してゆく蔵人の姿があった…。
「…阿呆が…てめぇらごときのナマクラや豆鉄砲で…」
トドメを刺そうと得物を構えた二人を少女が制する。
「丁度いいわね…名刺代わりよっ…」
少女の両手が魔方陣を描く。
「契約の元に砂原舞姫(サハラマイヒメ)が命ずる!炎よ来たりて焼き尽くせ!」
少女…いや舞姫の指先から弓を引くように放たれた炎の矢が、蔵人を貫いた。
「ちょ、ちょっと待…」
待った無しに燃え尽きる蔵人…後に残るは『鬼の首』…。
そんな舞姫を見て香月は思った。
(あんとき殺されなくてよかった・・・あんなのくらったらひとたまりもねぇ・・・)
そんな香月の思考を知ってか知らずか、影汰が、
「よかったですね・・・殺されずにすんで・・・」
「あ、あぁ・・・」
「全く私を襲おうなんて一億飛んで百万年早いのよ!!!」

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