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空〜KU〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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空〜KU〜 1

時代は技暦300年。
世界は人、人が突然変異して生まれた鬼と呼ばれる種族、人にも色々な能力がある、能力者と呼ばれる人種がいる。この物語は一人の青年が鬼から世界を救うためのちょっとエッチな冒険記である。
「ふぁ〜・・・眠・・・」
彼の名は神楽香月(♂)ここは争い事など年に一、二回しか起きない。どいなかの村ホルン、世界は鬼から身を守る為に必死なのにここ、ホルンではまったくといっていいほどのどかな村だ。

「おい!ジジィいるか!」
「なんだ香月か、なんのようじゃ?」
香月がジジィと呼んだ人物は村の村長である。
「俺は村をでる・・・村をでて鬼どもをぶっ殺してやる!」
「そうか・・・決めたかやはり巫(ミコ)の仇を取るためか?」
「あぁ・・・鬼のせいであいつは巫は死んだんだ!この七宝剣の七つの玉を集め鬼どもをこの世から抹殺してやる」
「止めはせんが無茶はするなよ!」
「わかってんよ!じゃあ行ってくる!!」
こうして香月は旅立ったこの時齢18である
…ひと山越えて、辿り着いたは宿場町『ホーリータウン』。「なかなか素敵な所だ、観光案内してやりたいくらいだ。」
夕飯前だというのに娼婦や男娼がまとわりつき、いつの間にやら財布が無くなっていたりするし。町の有力者の息子と名乗るチンピラには絡まれるし…(取り敢えず『迷惑料』程度は頂戴したが)。たった今、目の前では万引き少年が店の親爺に拳銃を突き付けられていた。
「俺の店でカッパライたぁ良い根性だ…」
艶やかな黒髪を後ろで束ね、眼鏡をかけた十代の小柄な少年が何度も『すみません』を連発していた。
癪に障ったらしい親爺が少年を殴り倒し、さらり、と黒髪がひろがった…。
「言っとくが、俺にそのケはないぜ?」
誰にともなく呟く香月、親爺の方はやる気満々のようだが。
「よ〜し良い子だ、壁に手をついてケツを突きだせ…」
公衆の面前でおかまを掘るつもりのようだ。
「そのへんにしとけ?」
香月は親爺の喉元に抜き身の刀をちらつかせた。鉈の重さに剃刀の切れ味、威嚇効果は最高だ。こっそり逃げようとする少年にはさっきチンピラから巻き上げた迷惑料…彫刻の施された大型拳銃…を突き付けた。

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