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element of the word
官能リレー小説 - ファンタジー系

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element of the word 3

様々な属性の塊であろうその台座はやはり取り込まれた彼等に影響を出し始めているようだった。
台座から放たれるモヤモヤした光か煙のような物をまともに浴びている彼等の肉体は魔力を溜め込みつつあるようだった。脈動するみたいに台座と同じ色に光はじめている。
俺もそうなのだろう。なんとなく力が増していくみたいに感じる。
このまま台座から逃げられなかったらどうなってしまうのだろうか?
ここから見えるだけでも台座が1ダース以上はある。
近くの台座では包摂されつつある人の姿も見える。
一番近い、クリムゾンレッドの光の台座には細く綺麗な手足をバタつかせる女がいるらしかった。
他の台座にも男の子が捕まっているものもあるが、女性が捕まっているものが半数を超えているらしかった。
どうして男である自分までが捕まったのか、不安でモヤモヤする。

「セルティ!」

斜向かいの馬車屋の娘で幼馴染のセルティの顔も、ちらっと見えた。
彼女の肉体を見たとたん、俺の男根はもはや暴発寸前にまでなる。
セルティもグチョグチョに濡れているらしく、股を広げて台座の突起に擦り付けている。
もはやこちらの事は見えていないらしい。
至るところで行われる男女の自慰行為。
俺がそれに続くのに時間はかからなかった。
包まれてよく見えないセルティの肉体を見ながらしっかり握りしめる。
気持ちよすぎる…。
目の前に裸体があるからだけではない、全身が敏感になっている。
俺は周りの人々に見せつけるように股間を硬く突き出した。
「なんだ、お前もセルティもこの変な台座に捕まったのか」
聞き覚えのある声がしたので手を止めた。
青緑の台座に包まれていたのは俺の友人のアウダイールだ。俺より体が一回り大きく、髪の色は赤に近かった。
予期せぬところで顔見知りに遭い、俺は少し恥ずかしくなってきていた。

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