PiPi's World 投稿小説

錬金術師カノンと五聖麗
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 27
 29
の最後へ

錬金術師カノンと五聖麗 29


「私はリア、シィナの姉よ…よろしくカノン君。」

リアはカノンに手を差し出し、握手を求めた。その手を握るカノン。

「はぁ…よろしく。」

「おいっ!俺は無視ですか!?つーか、俺ってなんかダメージ受けすぎじゃない?」

「もうっ!うるさい人ね。」

「えっと…何でシィナとリアさん、スパイムさん?がカオスゼクスに?」

「シィナに頼まれてね。あなたの事、すっごく心配していたわよ?」

「そうですか。リアさん達が来た理由はわかりました。で、スパイムさんは何で?」

「暇だったから…」

「暇って授業は?」

「いいの、いいの。授業なんて受けなくても死ぬわけじゃないだろ?」

カノンはスパイムの言葉に感じ入り、ガシッと堅く握手した。

「あらあら、サボり魔同盟ができたわね。にしてもシィナ…」

リアはアセリアと睨み合っているシィナに呼び掛ける。

「…何、リアちゃん?」

ムスッとしたシィナが頬を膨らませ、応える。

「あなたもいい加減にしなさいよ?せっかくカノン君に会えたのに…」

「だってこの女が〜!」

「何がこの女よ!このアバズレ!」

「何よっ!泥棒猫!」

2ラウンド目を始めた。

「はぁ〜、もう知らないっ。」

リアは呆れ顔で言った。

「カノン…」

「はい、スパイムさん?」

「そんなに急ぐわけじゃないだろ?」

「ええ。」

「だったらこの家を直してくれないか?俺達はあんま休まずに登ってきたからな。疲れてんだよ。ここで、もう一泊しようぜ?」

「はぁ、構いませんけど…」

「おしっ!決まりだ!」

カノンは錬金術で家を再築する。



そして夜になり…

「赤点がどうしたぁ〜!そんなの関係ねぇ!」

「そうですよぉ!ヒィック…シュバルツめぇ!…俺を馬鹿にしやがってぇ!」

酔っていた。スパイムが持ってきた蒸留酒を水で割りカノンとスパイム、リアで酒宴を開いていた。アセリアとシィナは怒鳴り疲れ、別室で寝ている。

「シュ、シュバルツ先生ぇ〜、なんでですか?なんで私に振り向いてくれなぃんですかぁ?うぇぇん…」

泣き上戸なリア。

「たっはっはっ!知ってたか、カノン?歴史科のヘルマン!あいつってカツラなんだぜぇ!ひぃっひひひっ!」

混沌化する部屋を気分転換を兼ねて外に出た。

「はぁ、二日も此処で足止め喰らったな」

溜め息を吐いているとアセリアが姿を現した。

「ん?アセリアか?寝たんじゃなかったのか?」

「そうなんだけど目が覚めちゃった……」

「そうか……アセリア、明日の事なんだが、早く出るぞ、あの3人が起きる前にな」

「え?どうして?」

「実はアセリアが寝ている間に既に真実の花の根を採ってきた」

カノンは採ってきた真実の花の根をアセリアに見せた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す