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妊腹の魔女
官能リレー小説 - ファンタジー系

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妊腹の魔女 6

それは…その少女が瞬く間に魔珠を定着させた事を意味する。
天魔の才…それは数百年に一人、出るか出ないかのとてつもない才能を持った魔娘の事…
そんな天才がいる事は文献で知ってはいたが、実際に目にするのはレーミアとて初めてである。
レーミアは平静を装いつつ、二年生に労いの言葉をかけ退室させる。
そして担任のイリアを呼び出した。
「お呼びですか、師母さま…」
駆け付けてきたイリアも事情を察してか表情は硬い。

硬い表情ながらも、部屋に入ったイリアは目上の魔導師に対する敬愛の礼…レーミアの乳房を掌で抱え、乳首がある当りにキスをする。
両方の乳房にキスを終えると、レーミアは目下の者に対する礼…唇と唇を重ねる事で応じた。
「事情は知ってるわね、イリア…その娘は『天魔の才』である可能性が高いわ…何て名の魔娘かしら?」
「はい…その魔娘は…『シズナ』と申します」
レーミアは、出て来た名前が女王やイリアの娘で無かった事に軽く驚く。

「文献によると…天魔の才である魔娘は代々学園長自らが育てる事になってるわ…私達もその教えに倣わねばなりません…」
「はい…師母さまの仰せのままに…」
レーミアは実の娘にしてやるようにイリアを抱き寄せ頭を優しく撫でてやる。
死ぬまで二十代前後の若さを保ち続けると言う魔導師にあって、レーミアも要職に就くには若い四十代である。
その自分の代に天魔の才に巡り合えた事に責任感と重圧を感じていた。

「明日、朝一番でその魔娘…シズナを私の部屋に寄越しなさい…私の部屋に住まわせ、私の魔娘として育てます」
レーミアはそうイリアに告げた。


次の日…
シズナと言う少女がレーミアの元に現れた。
12歳の少女らしいまだあどけなさの残る可愛らしい小柄な少女…胸も膨らみ始めたばかりだが、魔珠の影響で皆数年もすればミルクをたっぷり出す大爆乳と化す。
自分一人が学園長に呼び出された事に、シズナはかなり緊張した面持ちで立っていた。

「単当直入に言うけれど」
怯えるシズナに椅子を勧め、向かい合ってレーミアは口を開いた。
「あなたは特別な才の持ち主よ。だから、イリアとの師弟の誓いを破棄して私の魔娘になってもらいます」
決定事項よ、と念を押すと、シズナは素直に頷き、はい、お師母さま、と言い添えた。
「いい子ね。では、これを飲んで」

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