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妊腹の魔女
官能リレー小説 - ファンタジー系

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妊腹の魔女 1

魔導王国マルターナ…
魔導の力によって平和と繁栄を享受したこの国にとって、魔導師は特別な存在である。
この国に伝わる魔導は強力だが女性しか会得できず、『マルターナの魔女』と呼ばれる彼女達は他国からは恐れられ、自国では敬られていた。

マルターナは魔導王国の名に相応しく、常に王は魔導師から選ばれる…つまり『魔女王』なのだ。
国を動かす議会や軍隊の司令官も魔導師…故に魔導国家なのである。


その魔導師を目指すには『王立魔導学園』への入学試験を受けねばならない。
王国全土から王都に集められた12歳の少女は、数十倍と言われる難関の適性試験や筆記試験を受け…合格するのはたった10名である。

合格した少女達は魔導師の露出の多い服とは違い、可愛らしい学園のワンピースの制服を身に着けて学園に足を踏み入れた。
これから卒業までの数年間、学園の中で過すのだ。


学園の講堂に案内され、10人の少女…この講堂で入学式を行い、魔女候補生として最初の儀式…『魔珠挿入の儀』が行われる。

魔珠…マルターナの魔女達の強力無比な魔力の源。
魔珠と呼ばれる魔法の宝珠を体内に取り込み同化させる事によって、常人では発揮しえない強大な魔法を繰り出す事ができるのだ。
正確に言うと胎内…子宮に魔珠を宿す為に女性しか魔導師になれない訳である。

つまり…魔珠挿入の儀とは、棒の先に付けられた魔珠を女性器に挿入し、処女膜を破り子宮に魔珠を入れる事なのだ。
魔珠は数日で定着し、魔力を発揮できるようになるが、同化するまでになるにはもっと時間と労力を必要とする。
人によって差はあるが、5〜10人程、子供を産んで始めて魔珠は同化する事になる。
同化していく事に彼女達の乳房は大きくなっていき、完全に同化すれば常にお腹は妊婦のように膨らみ、母乳を大量に分泌するようになっていく。

そして、一定の技術と知識を有する事を認められれば、彼女達は正式に『魔導師』の称号を得れるのである。

そんな魔導師を目指す少女達は、講堂で緊張した面持ちで座っていた。
そこに二人の女性が入ってくる。
露出の多い衣装に濃紺のマント、二人共妊婦のようなお腹…魔導師でありこの学園長レーミアと、卒業するその日まで少女達の担任となるイリアである。

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