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妊腹の魔女
官能リレー小説 - ファンタジー系

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妊腹の魔女 4

「誉むべきかな、力あるものよ」
緊張した空気を裂いてレーミアは声を発した。
魔珠挿入の儀において唱えられる呪詞、全ての魔女が初めに耳にする詞の、初めの一節である。
「生まれ持ちし諸の軛を打ち払い、解き放て。力あるものよ。産ましめんかな。」
言葉は少女達を揺さぶり、眠っていた魔女の素養を呼び起こす。少女達の頬が見る間に赤く色づき、荒い呼吸を繰り返す。
「産ましめんかな。古き遠き光を堕胎し、新たなる理の力を孕みて。狭き路を来たれ、数多なる汝が仔。己が力を示せよ」
レーミアの膨らんだ腹に紋様表れ、ほのかに光る…
それに合わせるように、2年生達の持つ魔珠も淡い光を発した。
魔珠を持つ2年生の少女達も、顔を上気させ魔珠を持つ手を震わせる。
しかし、かつて自分達の儀式に立ち会った一つ上の少女達がそうであったように毅然と棒を持ち続ける。

「産ましめんかな。力を投下せよ!」
レーミアは右手を振り下ろす。二年生が一勢に足を踏み鳴らし、魔珠が勢いよく挿し込まれた。
少女達は悲鳴とも吐息ともつかない声をあげ、それでも大切な儀式なのだからと歯をくいしばる。びく、と足が痙攣し跳ね上がる。
レーミアはそれぞれの魔娘に優しい目を向け微笑んだ。
二年生達が体重をかけて押し込んだ魔珠はずるり、と秘所に呑み込まれたが、やがて僅かに抵抗を受け、挿入が止まる。と、ピチ、と微かな音を立てて処女膜が破れ、棒を伝って赤い血が滴った。

痛みに苦悶の表情を浮かべる新入生達に、二年生達は多少同情めいた表情を見せるが、これも魔女となる只の通過点…構わず奥に突っ込んでいく。
何も受け入れた事の無い腟壁はメリメリと押し拡げられ、少女達は余りの痛みに拘束された手足をありったけの力でバタつかせ、絶叫を上げる事しかできない。
さして突っ込まれていないのに身を引き裂かれるような痛み…少しずつ侵入していく魔珠の先端は、少女達に永遠を思わせるような時間を経て子宮口にまで辿りついた。

イリアは魔娘達の苦悶の表情を前にして彼女も詞をゆっくりと発する。
「産ましまんかな…新たなる理の力を孕む魔娘よ…新たなる理を胎に秘め、魔導の光放つ魔母となれ…」
イリアの詞に、二年生達は足を同時に踏み鳴らし、最後の一突きを加える。
メリッと何かを引き裂いて入ったような音…その音は少女達の絶叫によって書き消された。
躯を硬直させ、恐らく生涯初めてここまで大きく叫んだであろう絶叫…涙と共に失禁し、二年生達の腕を濡らしていく。

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