PiPi's World 投稿小説

妊腹の魔女
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 15
 17
の最後へ

妊腹の魔女 17


「ワームだなんて!」
深夜、石のタイルの部屋で呟いた声は、思いの外大きく響いた。
思わずソアラは口許に手をやる。
魔女の修行で、最初にワームを使うのは知っていた。だが、実際に…中に受け入れられるかというと、なかなか抵抗が大きい。
あんなおぞましい魔物…!
定まった修行の階梯なのだ、逆らうわけにはいかない。だがしかしソアラの誇りは、決してそれをよしとはしないのだ。
結局、ソアラは一睡もできないまま夜を明かした。

そして、妊娠実行日。
ほぼ眠る事の出来なかったイリアがいた。
かつて自分が少女時代も眠れぬ夜を過した覚えはあるが…まさか師母となっても眠れぬ夜を過すとは思いもしなかった。
もしかしたら、かつてレーミアも同じ思いをしたのかもしれないが…これじゃいけないわと気を引き締めてベッドから身を起こす。
全裸のままベッドの脇にある壷を取ると、備え付けの机の上に置きゆっくりと自分の大振りな乳房を搾っていく。
イリアには十人近い子供がいるが、現時点では乳飲み子はいない。

乳飲み子でなくても、イリアの乳は子供達や魔娘達に飲まれたりもするが…余裕の無い朝はこうやって壷に搾っておく事になる。
飲む以外にも、魔女の母乳は魔薬の材料となるのだ。
マッサージするような手つきで揉んでいくだけで、イリアの鮮やかなピンクの乳首からは母乳が盛大に吹き出し、あっと言う間に壷を満たしていく。
数時間もすれば痛いぐらいに張ってしまう乳房が搾乳すると楽になっていき、イリアの口からはホッとしたような吐息が漏れる。

(やっぱり魔娘達が吸ってくれてるせいかしら…最近母乳がよく溜るわ…)
喜ぶべき事でもあり、厄介事でもある…イリアの乳から母乳が出なくなる頃には、壷は母乳で満たされてしまっていた。
壷に蓋をすると、イリアは着替えを始める。
長い長方形の布を胸に巻き付け、大きな胸を持ち上げるようにして背中で金具を使って止める。
紐の付いた三角の布地…恥毛と尻の谷間ぐらいしか覆わない布地を股間に着け、その上から前後を長方形の布を当て、腰の所で止める。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す