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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 75

指を這わせる度、膨らみを揉み込む度、唇を彼女の唇に重ね合わせる度。
一つ一つの動作に、喜悦を含む声で応える皇女に、ジルドは間違いなく溺れかけていた。

「…セリーヌ…」
「んっ……ん、ああっ!?」
上着を捲り、露わになった乳房に唇を這わす。同時に、余った方の乳首を指先で弄ぶ。
「ひうぅっ、ぅああっ!だ、だめ、ああっ!?」
「…そんな声で喘がれると、どうにかなってしまいそうだ…」
歓喜を煽るかのように囁きながら、ジルドはセリーヌの胸をなおも責め立てる。
「本当に…胸がいいんだな…」
手を一旦止め、ジルドはセリーヌの髪を優しく梳く。
一方のセリーヌは、絶え間ない愛撫に一区切りがついたことにより、乱れた息を整えようとする。
「…はあ…はあ…ジルドが…感じる所をつき過ぎるのだ…」
肩越しにジルドを振り返り、恨めしげに、しかし艶を帯びた目で見つめる。そんな様子ですら可愛らしく見えてしまい、ジルドは思わず息を漏らす。
「…そんな目をされると、もっと鳴かせたくなる……うっ!」
突如として、ジルドの腰が浮き上がる。それを見たセリーヌは、妖艶な笑みを浮かべ始めた。
「ふふ…先程からずっと腰に当たっておるぞ?」
彼女は右手を後ろに回し、硬くなったジルドの逸物を布ごしに弄び始めていた。同時に左手を、乳房を掴んだままのジルドの手に重ね合わせ、緩慢な動きで揺り動かす。
「んっ……互いに触り合うのだから、この体勢は不公平ではないか?」
「うぁ…くっ……言われてみれば、そうだな…」
陰茎から送られてくる快感に耐えながら、ジルドは頷く。
セリーヌの胸に手をやったまま、ゆっくりと起きあがる。そして腕を緩め、セリーヌと向き合う。
「…これならば、気持ちいいのを耐えるジルドの顔がよく見える…」
いつの間にかジルドの欲望は取り出され、黒々とした姿をさらしている。それを両手で包み込み、なぶるようにしごきたてる。ジルドは思わず呻き声を上げるが。

「ふふ……っ、あっ!ひゃうっ!」
「俺も、気持ちよさを素直に表すセリーヌの顔が、よく見える…」
ジルドは快感を押さえ込みながら、殊更ゆっくりとセリーヌの双丘を揉みしだく。



互いの性感帯を弄りあい始めて、早数分。セリーヌの手はジルドの棹から漏れ出す先走りに濡れてベタベタになり、唇は幾度となく交わした熱い接吻により、すっかり涎まみれになっていた。
「んちゅ…あぅんっ…ふあっ、んふぅ…」
いまだ上半身しかいじられてはいないものの、執拗に口腔内と乳首を責め続けられたセリーヌは、既にデキあがってしまっていた。
「…んん…あ、あぁぁっ…!」
更に、だめ押しとばかりに乳首を引っ張られ、セリーヌは熱いたぎりをしごく手を止めてしまった。

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