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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 57

淫欲に支配されかかっていたサンチェス兄妹も、流石に疼きを堪えながら再度、許しを乞う。
「どっ、どうか…どの様な罰も受けますから、それだけは…」
「わ、我らは…兄と妹…故に…」
「…別に良かろう。お前達は所詮淫魔、血が繋がっているわけでもない。それに、この場で疼きを止められるのだ……むしろ、光栄に思うべきであろう?」
サンチェス兄妹の必死の弁明をいとも簡単に退け、二人が逆らえなくなるようにしていく。
「それに…長らく共にいたのなら、わかるであろう?…兄の欲望がどれだけの女を快楽へと突き落としていったか……妹がどれだけの蜜を滴らせ、欲望を収めたかが…」
加えて、様々な欲望でせめぎ合い、すり減っていく二人の心につけ込むように、情欲を誘う言葉を囁く。その言葉は、二人の理性を削り取っていき、淫魔としての欲望を高めていく。
そして。
「好きなだけ…味わうがいい。欲望の赴くままに…」
それが、とどめとなった。
「う……うおぁぁぁっ!!」
ディリスは野獣のそれに似た唸りを上げてアメリアに後ろから襲いかかり、秘裂に自身の欲望をねじ込む。
「あひぃぃぃぃっ?!」
何の前触れもなく熱いたぎりをぶち込まれ、悲鳴にも似た叫びを上げる。
「チ○ポ!チ○ポが、オマ○コにぃっ!いい、いいのぉっ!」
口から涎を垂らし、あらんかぎりの声で卑猥な言葉を口走るアメリア。その瞳からは光が失われ、ただ快楽を貪る牝に成り下がる。
それは、アメリアに自身の欲望を突き立てるディリスも同様である。荒々しく腰を振り、四つん這いになったアメリアの胸に手を這わせ、乳首を乱暴に引っ張る。
「ひあぁぁぁっ!らめぇっ、よわいのぉっ?!」
脳に送り込まれる膨大な快楽に翻弄され、まともに言葉を発する事すらかなわない。そんな事などお構いなしに、野獣と化したディリスは妹を責め立てる。
やがて、異常なまでの快楽は有り得ない量の精と愛液となって結合部から溢れだし、床を汚していく。
しかし、ディリスの律動とアメリアの喘ぎは止まるどころか、更に激しく大きくなっていく。ぐちゃぐちゃと卑猥な音を響かせ、互いの高ぶりを止めどなく噴き出したまま、なおも情事は終わらない。そこまで来ると体力は限界に達しており、媚薬による果てしない肉欲のみで動いている事になる。
(…ダークエルフには、念を押さねばならんな)
もはや獣の交尾と同じものに成り下がった二人のまぐわいを余所に、男は再び考えにふけっていった。




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