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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 51

まさか―――と、二人は顔を見合わせる。
掛けられていたシーツを慌てて払いのけると。

二人は生まれたままの姿で、一つに繋がっていた。



「どわぁぁぁぁっ!!」
「きゃあぁぁぁっ!!」



あまりに淫らなの状態に二人は気付き、二人は驚きながらも離れようとする。



しかし繋がっている所が繋がっている所だ。くちゅりと淫猥な音を立て、ジルドの陰茎がセリーヌの膣内を圧迫する結果となる。
「くぅ…っ!」
不意に襲ったその刺激に、セリーヌは不覚にも声を上げてしまう。しかし、完全にあたふたしているジルドとは対照的な妖しい態度をとる辺り、まんざらでもない様子。
「すまんのう、声など上げてしまって……この際だ、また一度してみるか?」
言いながら手足をジルドの腰に回し、がっちりと固定する。
「ちょっ、姫様?!いくらなんでも、朝からそれは!」
逃れようともがくジルド。しかし、かなり積極的になったセリーヌの誘惑は、じわりじわりとジルドを追い詰める。
「良いではないか…それに、もう深い仲なのだぞ?他人行儀に姫様などと呼んでくれるな…ジ・ル・ド♪」
挙げ句の果てにはジルドの上に跨り、ゆっくりと腰を動かし始めてしまう。
一方のジルドはセリーヌの積極的な態度に思考がついていかず、顔を強ばらせたままだ。
(…ブラッディ・ローズの影響が、まだ?)
と考えてしまう辺りから推察するに今の事態、そして姫の積極的な態度が信じられないのだろう。

「…こほん」

不意に、横からわざとらしい咳払いが聞こえた。繋がったままの二人は顔を強ばらせ、声のした方に目を向ける。
その先には、いつの間にか起き上がっていた女将軍―――アグネスが、薄絹一枚まとっただけの無防備な姿で仁王立ちしていた。
「…ジルド殿…朝から姫様と、一体”ナニ”をやっておられるのですかな?」
顔は微笑すら浮かべているが、その目には明らかに力がこもっている。それに気付いた二人は。
「い、いや、これは昨晩の襲撃の余波であって」
「ア、アグネス、これはあくまで我が…」

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