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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 49

「…まだ、痛むか?」
再度、唇を離し、目に涙を浮かべたセリーヌを抱き締めながら、ジルドは声をかける。
「……まだ、痛い…だが、嬉しいのだ…」
彼女は気丈に微笑み、歓喜を言葉に乗せる。
「二度も卿が助けに来てくれた事…何度も我を気遣ってくれた事…そして、卿を受け入れられた事…全て、嬉しいのだ」
涙が溢れ、一筋、また一筋と流れ落ちていく。
「……動いて、くれ…我は、もう平気だ…」
「しかし…」
まだ破瓜の痛みが残っているのではないかと懸念するジルド。しかし、判断をつけかねている僅か数瞬の後、セリーヌの表情に変化が現れる。
「…び、媚薬の、せいだろうか…い、痛みではなく、っ!…気持ちよさの方が、つ、強くなって、いるのだ…ぁっ!」
その時になって初めて、ブラッディ・ローズの特徴を思い出してしまった。


痛みすら快楽に変え、使用者を未知の絶頂へと誘う。
但し、己の快楽のみを貪るようにすると、使用者の精神が崩壊してしまう恐れがある。



(…つまり、優しくしろ、って事…だな)
セリーヌの見えない所で、ジルドの顔がひきつっていく。
(…できるのか?)
なんてくだらない疑問を抱いていると。
「…動かな、いっ、ならば、んっ!我が、動く、ぞっ!」
言う前から、既に自ら腰を振り始めている。だが、上手く動けないせいか、セリーヌの喘ぎにはどこか物足りなさがにじみ出ている。
(……もう、なるようになるしかない)
その色気にすっかりあてられてしまったジルドは、完全に開き直った。
まずは、軽く上下に動かし始めた。
「んぁっ!ひゃぁっ!んくぅっ!イ、イイっ!」
途端に表情が恍惚を帯び、されるがままになる。一方のジルドも、セリーヌの襞の感触に早くも酔い始めていた。
処女でなくなったばかり、というのもあるのだろうが、やはり中はキツい。かといって痛い程でもなく。
端的に言えば、ちょうど良い締まり具合。
「気持ち良いよ、セリーヌ…とろけそうだ」
「ジ、ジルドォ、嬉しい…ひぁっ!」
既にセリーヌは、蜜のように甘い快楽に酔っている。そんな彼女の喘ぎをもっと聞きたくて、ジルドは試しに腰を強く打ちつける。熱の塊がセリーヌの奥を突き、亀頭が子宮に当たる。
「ふぁぁっ!もっとっ!もっとそこ突いてぇ!」
今度は悩ましく腰をくねらせ、快楽に貪りつこうとする。襞も複雑に蠢き、ペ○スを飲み込んだまま離さない。

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