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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 48

そしてセリーヌの口淫が亀頭の辺りまで下がってきたのを見計らい、セリーヌの口を愚息から離す。
「…どうしま…きゃっ?!」
再び押し倒されてしまうセリーヌ。突然の事に戸惑う彼女を抱き締めると、ジルドは遂に切り出す。
「…一緒に、なろう……セリーヌ」
優しく囁かれた、己の名。今まで精神的優位に立っていたセリーヌは、たったその一言で全てを預けてしまう。
「…来て…ジルド」
ジルドは体を起こし、セリーヌの秘裂に狙いを定める。
本来ならば直にほぐさなければならないはずのそこは、既に愛液で溢れている。媚薬のせいもあるのだろうが、セリーヌ自身の気持ちも関係しているのだろう。
「痛いかもしれないけど、我慢してくれ」
「…卿が、貫くのだから、きっと平気……だから、早く…!」
健気に笑ってみせるセリーヌ。そんな彼女が愛おしくて、ジルドは再び熱いキスを交わす。
今度は、更に深く。
更に情熱的に。
そして、更に官能的に。
互いの愛を確かめながら、ジルドは己の分身を少しずつ、セリーヌの中に埋めていく。
「んくっ、んふぅっ!んふぅぅ、くぅぅぅんっ!」
徐々に増していく痛みによって、セリーヌの顔が苦悶に歪んでいく。その苦痛を少しでも和らげようと、ジルドは今まで触れなかった場所―――陰核に手を伸ばす。
「…んっ!ふぅぅん、んんんっ!」
突然現れた、痺れるような快感に、セリーヌは悶絶する。ジルドを抱き締める腕に力がこもり、それによって陰茎はどんどん埋没していく。
そして、亀頭が何かに当たった。そこに来てようやく、ジルドは唇を離す。
「…はぁっ!……はあ…はあ…っ」
「…ここまで来て言うのもなんだが」
苦悶と快楽に翻弄され、息を整える事すらままならないセリーヌの髪を梳きながら、ジルドは再び言葉を紡ぐ。
「今ならまだ引き返せる…本当に」
みなまで言う前に、その口は三度、塞がれた。しかし、今度は互いに目を見開き、穴があく程に見つめ合う。

―――やはり、言葉は不要だった。

可能な限りの愛撫をセリーヌに施しながら、ジルドは静かに目を閉じる。そして―――


ぷつっ


「んぁ!んぅぅぅぅっ!」
セリーヌの叫びが響きかけるが、ジルドの口づけによってそれはくぐもった声に変わる。
破瓜の痛み―――それは、乙女が女に変わった事の証。それを少しでも早くやわらげてあげようと、ジルドは痛みに震える彼女の体をそっと、しかし力強く抱き締める。セリーヌもすがりつくかのように、彼に強く抱きつく。

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