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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 46

それに気付いたジルドはふと、ある事を思いついた。

こすれただけで感じるならば、触られたらどうなるのだろう―――と。

ジルドに肌を寄せ、幸せそうに目を閉じるセリーヌの隙を見て、ジルドは彼女の美巨乳をやわやわと揉んでみた。
「…んっ!はうぅぅんっ!」
どうやら感度はかなり高いらしい。媚薬の効果も相まって、セリーヌを快楽の海へと誘う。
「ふぁっ!あんっ、んふぅっ!」
指を動かす度に、彼女のさえずりが引き出される。
「あぁっ、ひあっ……も、揉むなぁ…んぅっ!」
言葉とは裏腹に、乳房を包むジルドの手に自分の手を重ね、更に揉む力を強くしていく。それに従い、セリーヌの嬌声も大きくなる。
「はぁっ、ひぁっ!」
それに比例して、ジルドの行為もエスカレートしていく。今度は逆にセリーヌを押し倒し、その乳房に顔を埋める。
「はあ…はあ……赤子のよう、だな…」
息を荒げながらも微笑みかけ、その頭を両手で軽く、愛おしそうに抱き締める。
「赤子のよう、ですか。なら、これはどうですか?」
ジルドは顔を上げて含みのある笑顔をセリーヌに向けると、固くなり始めた乳首を舌でちょんとつつく。
「ひぁっ?!」
それだけでセリーヌは体を震わせ、ジルドの頭を抱き締める手に力をこめてしまう。
「っ!?」
当然の如く、ジルドは彼女の胸に息を塞がれてしまう。何とか抜け出そうともがくが、それによってセリーヌに更なる快感を与えているという事など露知らず。
「あぁっ!やっ!う、動くでな、いぃぃっ!」
セリーヌもセリーヌで、ジルドを押さえるために益々強く抱き締めてしまう。それによってジルドは更にもがき、より強い快感を呼んでしまう。
「やぁっ…ひぃっ、んあぁぁっ…ひゃうぅぅうぅっ!!」
一際高い声を上げて、セリーヌの体が弛緩する。当然、腕による拘束も解け、ジルドはようやく新鮮な空気にありつく。
「…はぁ…はぁ……ふぅ」
「……はぁ……はぁ…う…動くなと、言うたであろう…」
悩ましげな表情でセリーヌは口を尖らせる。
「…息ができなくなれば、普通はもがくものです…」
ジルドは息を整えながら、つい、それに反論してしまう。言った後で、しまった、と口を塞ぐが、もう遅い。
「……そうか、済まない事をしてしまったな」
しかし、返ってきたのは意外にも謝罪の言葉だった。拗ねてしまうのではないかと思っていたジルドは、少々面食らう。
「い、いや、こっちも、ずばりと言い過ぎてしまい…」
途端にしどろもどろになってしまう。故に、セリーヌがそれを楽しむかのように微笑んだ事に、全く気付かなかった。

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