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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 38

 ディリズと少女のあられもない痴態を目の前で見せ付けられる格好になったのは、そのベッドの中央に拘束されしセリーヌ。
 不潔な、と思えど、目の前で喘ぐ少女の凄まじさに、思わず目が外せない。
「ほら、気持ちよさそうじゃ、ありませんか?」
「!」
 セリーヌの後ろに忍び寄ったアメリアが、皇女の胸を、優しく揉みしだく。
 突然のことに、狼狽する皇女。
「や、やめい…」
 思わず、不甲斐なき声が漏れてしまう。
「ふふ、我慢は体によくありませんわ」
「戯言をぬかす、なぁ、んっ」
 姫が口を開いてあがらう度、アメリアは抵抗の芽を潰すかのごとく、乳首を強く掴んで黙らせる。
「痛い目に合いたくなかったら、口答えはしないほうがよろしくてよ?」
「許さぬぞ…んぁっ!」
「許さなくて結構ですわ。さて」
 そういうと、アメリアはセリーヌの前方に回りこんだ。
「な、やめ、やめぬかっ、あぅ」
 その意図に、気がついてセリーヌは後ずさるが、もとより縛られている身。逃げることも敵わない。
「無理な願いごとですわ」
 そんなセリーヌの様子に、アメリアは微笑むと、手際よく姫の下半身を露にし、その股に手をかける。
「御開帳♪」

 くぱぁ…

「こいつは、きつそうだ」
「お兄様、綺麗とか言って差し上げなさい。婦女は繊細にできてますのよ?」
 朗らかとも言える、その口調。されど、その瞳にはぎらぎらとした欲望を灯して、兄妹は皇女の秘処を凝視する。
「嫌、だ…」
 その辱めに、セリーヌは年相応の乙女の顔になって破顔する。されど決して涙を漏らすまいぞと、まなじりを決してサンチェス兄妹を睨みつける。
「文句言わずに、さっさとほれ」
「はいはい、お兄様はせっかちだものね」
 されど、そんな皇女の決意も、悲壮な覚悟も、兄妹に響かない。
 アメリアが取り出したるは、件の”ブラッディ・ローズ”。
 小瓶を傾け、赤紫色の液を一滴、自らの指の上に垂らす。
「さぁ姫様、お覚悟はよろしいですか?」
「…」
「そんな怖い顔をして。まだ処女は奪いませんからご安心なさって。といっても」
 アメリアは、セリーヌに安心させるかのように、優しく微笑みかける。
「すぐに姫様の方から、我が兄にいやらしくおねだりする事になるのでしょうけども」



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