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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 27

「んふうぅぅっ!んふ、ふぅぅぅっ!」
満足したのか、アメリアは少女の唇をふさいでいた唇を、ゆっくりと放していく。二人の間で唾液が糸を紡ぐが、少女の喘ぎによってすぐに切れる。
「ねえ…ディリスお兄さま」
名を呼ばれ、ディリスと呼ばれた男は顔を上げる。
「先程到着したリューンの軍…セリーヌ姫がいるそうなの」
「…へぇ、天性の美貌として有名な、あの姫がか」
ディリスは下卑た笑みを浮かべながら、少女を責め続ける。
アメリアも少女の胸や陰核を指で弾き、嬌声を引き出しながら、妖艶な笑みを浮かべる。
「そろそろこの子にも飽きてきたし…どうせだからその姫を、新しい玩具にするのはどうかな、って」
「なるほど…いいな…」
賛同するかのようにディリスは頷くと、少女の体を持ち上げて激しく揺すりたてる。
「あっ!イイッ!も、もっと、もっとぉ!」
膣に塗りたくられたもののせいで激しい快楽を送り込まれる少女。
「あの人に捧げるのもいいし、自分達で手懐けるのもいいんじゃない?」
「そうだな……じゃあ、適当な頃合を見て…」
少女の喘ぎを聞きながら、算段を始める兄妹。二人は己の快楽を貪りながら、次なる獲物を如何にするかを話し合い、夜を明かした。




「姫殿下のお越し、市民一同、心より歓待いたします」
 一行を市庁舎に案内した男はアイザックと名乗り、行政委員であることを告げた。その上で、無礼に当たらぬ程度に愛想よく奏上する。
「激戦を戦い抜かれたご様子、至急市民軍兵舎を空けさせておりますので、兵士の皆様方はそこでお休みくださいますよう」
「うむ、感謝する」
「殿下とアグネス様には、別に宿をご用意させて頂きます。長旅の疲れを存分におとしくださいませ」
 一国の姫君らしく、泰然と微笑んでいたセリーヌが、ここに来て躊躇したように戸惑い、口を開く。
「いや、兵舎でかまわぬ」
 その言葉に、アイザックが驚いたように顔を上げる。
「これは異な事を。殿下を兵舎ごときで休ませるわけには参りませぬ」
「そなたの好意はありがたいが…今は国難の時。我は、兵らと共にありたいのだ」
 真情あふるる姫の表情に、アイザックも考え込むかのように顔を落とすが、しかし苦渋の念に耐えぬといった表情で首を振る。
「…言い分誠にもっともなれど、国の姫君を無碍に扱ったと知れれば、リオーネが後々世の笑い物となるは必定。その件はご容赦くださいませ」

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